カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

北高尾山稜

2021-02-18 | ヤマのこと

2021.1.30(土)北高尾へ


(都内のビルがずらり並ぶ)
近場で歩いたことのないルートシリーズ・第一弾

高尾エリアはもう50回以上歩いているのに、なんとまだ歩いていなかった尾根があった
いつか、そのうち、なんて思っていたけど
「そのうち」の事を急に思い出し、あ、今かも?と出かけることにした



こんな時期だから空いているだだろう、が甘かった
朝一番のバスに長蛇の列、増発は出ないので乗り切れない人多数
それでも一部の人を除いては無言なので混雑もさほど問題なく終点へ到着

乗客のほとんどは右へ
私たちは左へ 左へ行く人は私たちだけだった


ここは本当に東京都?と思うほどの静けさ
陽が射さない林道を吹き抜ける風が冷たすぎて耳が痛い
30分ほど歩いて登山口についた


そこからぐいっと登ったら、伐採されているせいなのか急に明るくなった



標高を上げると2日前に降った雪が残っていた
23区は全く降らなかったので油断してた~
でも、今シーズン初の雪踏みは嬉しいかも



40分ほどで”底沢峠” 尾根を歩いて”堂所山”へ
前回、堂所山へ初めて来たときに、ここから北尾根に分かれると気づいたのでした



そこからは初めてのルートへ
堂所山からは急坂を続けて3回くらい降りたかな?
雪がついていたり、落ち葉の下が凍っていたりしたので
チェーンスパイクを持っていたほうが良かったかもしれない(久しぶりすぎて装備忘れ)

木々の間からは奥多摩方面、大岳山などをみながら



植林の薄暗い細い尾根と明るく広い尾根が交互に来る感じで下降していく



途中、奥多摩の白い尾根が良く見えた
雲取山までは見えていなかったかな?けどやっぱり冬の白い山はいいな。
メインルートに比べたら人気がないらしいけど、なかなか良いじゃないですか(^^



湯の花山あたりまでは下りメインでしたが、途中からうわさのアップダウンが始まる



確かに人が少なくて、ここは高尾?と思うくらい
自分が今まで歩いてきた高尾とはちょっと違う

トレランの人に多くすれ違いました
トレーニングのためには登りになる高尾駅方面から登るのが〇ですね
エスケープルートがないので(2021年1月現在、小下沢林道は通行止め)
それなりの準備は必要ですが、静かな尾根歩きが楽しめました



黒ドッケ
いくつかの小ピークを上ったり下ったり



途中、日の当たる場所でお昼にして ようやく”富士見台”へ



それまで木の隙間からしか拝めなかった富士山がバッチリみえた
2ヶ月くらいまともに雨が降らなかったので、ここにきてやっと冬富士らしくなりました





富士見台からは観光客っぽい人が急に増えた
崩れやすそうなトラバースなどを経て、ついたところが”八王子城跡”
なるほど、眺めが良い



その周囲には八王子神社跡などがありました

下山後に知ったのですが、
”ここは戦国の山城としての状態を良く残していることなどから、
平成18年4月に日本城郭協会より「日本100名城」に選定された”
そうです。
(八王子住みの会社の子に心霊スポットと聞いていたので今まで足が向かなかった怖がり・笑)

ここまでくればもう観光地
駐車場に降りる途中で


今日一番の眺望ポイントがあり、久しぶりにすっきりと筑波山まで見えました



いつもの高尾なのに、新しい体験ができてまるで別のエリアに来たみたい
黙々と歩きたいときにいいルートだね、また来よう



程よい疲労感が気持ちよい
バス停に向かう途中の蝋梅が眩しい、冬の一日でした


【行程】陣馬登山口7:40⇒底沢峠8:45⇒堂所山9:15⇒三本松10:05⇒湯の花山10:40⇒狐塚峠11:20
⇒富士見台12:40⇒八王子城跡13:20⇒八王子城跡公園入口13:50⇒霊園前BS14:30⇒高尾駅

☆歩行距離13.5km 上り926m 下り1,062m 消費カロリー2,457kcal






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