2022.2.20(日)~21(月) 美ヶ原高原へ
なかなか予約が取れない宿ですが、昨年の夏、直前でとれたにもかかわらず、
豪雨災害で電車バスすべてのアクセスが不通となり、行くことが出来なくなった王ヶ頭ホテル。
その際の親切な対応に、次は必ず、と思っていたところ11月に予約が取れ(と言っても休前日は取れない)
有休申請し、待ちに待った2月がやってきました。
松本駅までの送迎のおかげで、私たちでも難なく来れるのがありがたい。
この日、下界は午後から雨でしたが、高原まで上がって来ると吹雪いていた。
ホテル到着が15時だし、この天気なので歩くのはさっさと諦めホテルの雪上車に乗る。
美しの塔のあたりの積雪はこんな感じ。
今年はうんざりするほどの積雪量だそうで、こんなに積もったのは数年ぶりだそう。
時折青空ものぞきましたが、なにしろ風が強くて痛かった。
10分ほどいましたが、凍りました・・・
ホテルに戻ると外の寒さが嘘のように暖かい。
前回来たときは外から覗いただけでしたが、中はこんなにステキだったんですね。
館内の多くが木を使った造りで、どこもかしこもセンスも良く素敵すぎて徳澤園を思い出す。
展望テラスは燕山荘にも似た空間。
この他に星のテラスやフォトギャラリー、檜の展望風呂や露天風呂。
山小屋のように読書のできるコーナー、キッズコーナーなど。
階段の踊り場にはそれぞれセンスの良い椅子、外に出なくても飽きることはない、
まさに”天空のリゾート”という名にふさわしい非日常空間でした。
夕方、部屋の窓からは美ヶ原が一望でき、吹雪もだんだんと収まってミルク色の空に変わっていきました。
さて夕食の時間。楽しみがなくなるので下調べせずに来ましたが、うわさ以上の美味しさ!
生野菜はシャキシャキ、魚も野菜も味が深い、自家生産の素材を生かした信州の懐石料理。
品数も豊富、一口食べるごとに体験したことのない美味しさ有でデザートのアイスまでもすべてが感動モノ。
朝食も素晴らしすぎた。(この後に小さなクロワッサンとコーヒー、ヨーグルトまで)
これは予約が取れないのも納得、
これだけのお料理とホスピタリティの素晴らしさは納得の価格、むしろ良心的ではないかと。
ホテルのアクティビティも充実していて、夕食後は美ヶ原高原の四季のスライド上映会。
ここで初めて”塩くれ場”の意味を知ったり・笑 語り手も上手く勉強になりました。
20:45からは星空の観察会の予定でしたが、この日は星が見えないので行われませんでした。
22時、窓の外を見ると月が!もう少し早ければよかったのにね。
翌朝、ダメだろうと思っていたから晴れただけでも嬉しかった。
ご来光を待つ人たち。
風がなかったので5:50頃からなんとか外で待てました、山で拝む朝日は久しぶりです。
凍てつく世界もやがてほんのり明るくなり、
北アルプスは見えるかなぁ、染まるかなぁ?と王ヶ頭のほうへ行ってみましたが・・・
今日もダメでした。
7:30からの朝食を頂いた後は、出発まで少しお散歩
なるほど雪が深くて、スノーシューがないと沈んで進むの大変。
山登りする人とは思えないほどのゆるっぷりで、すぐ引き返す・笑
送迎バスを12時発にすればスノーシューで遊べる時間が取れると思います。
吹雪でグレーな世界も、陽が沈む前のミルク色の空も、雲が流れていく青い空も、霧氷の花も、
どの瞬間もずっと見ていられるほど美しい、冬ならではの楽しみ。
自然が見せてくれる瞬間を、感じられるこの時間がとてもありがたい。
何もかもが素敵すぎた”王ヶ頭ホテル”
季節をかえて、訪れたい宿がまた増えました。
1泊2日のショートトリップ。
バイバイ、至福の時間をありがとう。次は夏に会いましょう。
【行程】松本駅迎13:45⇒ホテル15:00 ホテル10:00送⇒松本駅11:20
日の出6:19 日の入17:22 スノーシューレンタル滞在中¥1000
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