気ままにツーリング

Ninja1000SX とスウィッシュ でアドベンチャーな旅へ

安部峠越えツーリング

2008-10-17 | ツーリング(静岡・伊豆・箱根)

前日から今日の休みはどこへ行こうか悩んでいた。

ひとつは千葉の房総半島へ東京側から回り込み、房総の沖合いで海の幸を食べ、フェリーで横須賀を経由し戻ってくる。

もうひとつは山梨県と静岡県をまたぐ秘境『安部峠』を越え、富士の眺望を望み、秘湯の梅ヶ島温泉で森林浴をする。。。というもの。

特に理由は無かったが、まぁ結果は後者の安部峠越えに行く事とした。

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朝5時過ぎに起床。

ベランダから外を見ると、東の空がぼんやり明るい。

よし、いいぞ今日も晴れそうだ

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朝6時に自宅を出発し、先ずは、R16⇒R413を経由し、道志みちに入る。

道志みちは信号がほとんど無いので快走感が味わえる。

だが、この道の序盤辺りから朝の冷え込みが結構応える。

路上にある温度計は11℃の表示。

体感的には5℃前後に感じたので、冬用グローブに交換し、イエローコーンのレインウェアを着込む。

それにしても青の車体に黄色のウェアとは何とも似合わない...

なんでコレにしたんだろう...いつもの青にすればよかったと後悔する。

7時40分『道の駅どうし』に到着。

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この辺りでようやく日が差して来た。太陽の暖かさが何ともいえない。

ここでトイレを済ませ、直ぐに出発する。

すると入れ替えにバイクが3台やって来た。

彼らもツーリングの様だ。

平日なのでライダーが少ない中、他のツーリングしているライダーに出会えるとホッ とする。

8時10分、山中湖に到着。

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富士山が素晴らしく見える駐車場に9Rを停め、いつもの記念撮影

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朝の湖畔は空気も澄んでスガスガしい。

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駐車場の奥では、多分新車と思われるGSXR1000のライダーが、富士山バックにバイクをずっと撮りまくっていた。

嬉しいんだろうなぁ~、まぁ気持ちは分かるけど...(;^_^A

山中湖を出て、R139で富士吉田、青木ヶ原樹海を通過する。

9時15分、本栖湖に到着。

ここは旧五千円札や現千円札に描かれている富士山の撮影場所で有名なところ。

Dsc02976観光バスや車がやって来ては皆カメラ片手に撮影していた。

湖面に映る富士山が綺麗に撮れるかと思いきや、湖面は波打ち、また富士山自体も薄いガスが掛かったいたので、マニュアルモードを駆使し、コレが一番綺麗に撮れた

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ここからはR300で西へ向かい身延(みのぶ)方面へ進む。

途中『道の駅しもべ』で軽く休憩し、R52で静岡方面へと南下し、いよいよ今回のメイン『安倍峠』を目指す。

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が...

十分に下調べをしていた『大城入口』という分岐場所を、既に10kmも過ぎた地点でようやく気付き、また10km引き返した。

全く...あんだけ注意してたのに...ヽ(´ー`)ノ

ようやく『大城入口』を見つけ、支線の県道808へと入って行く。

暫く進むとトラックが前にずっと居たが、道を譲ってもらい一気に坂を登って行く。

今回、ここの路面状態が一番心配だった。

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この山梨県側の道路は途中から林道になっており、以前は所々が砂利道だったらしい。

9Rはオンロードバイクなので、砂利道ではとても厳しい。

ネットで事前に状況を調べたところ、ここ数年で山梨県側の道が全面舗装されている事を知った。

峠を越した静岡県側は以前から全面舗装らしい。

さて今回実際に走って見ると、途中所々で道が狭く、崖崩れの砕けた石ころが道の中央に落ちていたり、穴ぼこもいくつかあった。

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まぁ全体を通し確かに舗装されているし、この9Rでも走れたし、まぁ良しってとこかな。。。

峠付近に近づくと、遠くの山々が見え、よく見ると富士山がぽっかり浮いて見えた。(真ん中ちょい左辺り)

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「ほほぅ~これか~」と感激しながらも、富士山の見えるカーブで写真を何枚も撮った。

途中、三脚を何本も立てている車が居たが、多分、富士山の色んな顔を写そうとしているのだろう。

また、この辺りの紅葉だが、ほんの一部が色付く程度で、見頃は恐らく11月上旬以降かなって感じ

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そうこうと走っているうちに、登りから下りへと道が変化していた事に気付く。

「あれ?」いつの間に...

どうやら、もう峠は越したらしい...

小さな『開通記念の碑』がある場所が峠の県境らしいのだが、気づかぬ内に通り過ぎたみたいだった。

これまた失態だった。

戻るのは面倒+危険(Uターンが)なので、そのまま秘湯と言われる梅ヶ島温泉へと目指す。

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鯉ヶ滝(恋仇)を見た後、安倍川の源流を見にいくも、途中、砂利道の為、遠目で満足し、12:30分『黄金(こがね)の湯』に到着

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500円を支払い温泉と森林浴を満喫する。

湯に浸かると直ぐに体がスベスベするのが分かる。

湯温も40℃以下とあって、スローペースで入れて、とても気持ちが良い

1時間少々入った後は、休憩室で少し冷まし、その後、隣接している『黄金の里』でとろろそばを召し上がった。

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合計2時間ばかし、ここで時間を費やした後は、この周辺のスポットのひとつである『大谷(おおや)崩れ』を見に行く。

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大谷崩れへの地図はあらかじめ頭に叩き込んでいたので、新田という場所で曲がり、そのまま道なりに進む。

急な坂と小さいカーブが続く。

ほぼ1速状態だ。

バイクでここに来るまで、クマ出没注意の看板がやたらと目に付いた。

歩いていると尚更だが、バイクに乗っていても、急にUターンは出来ないし、どっちにしてもヤバイだろうな...

これ以上進めないという場所に小さな駐車場があり、ここに9Rを停め、歩いて登る。

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厚着したままだったので汗をかきながらも、10分程で『大谷崩れ』が見れる場所に到達。

大谷崩れは今から300年前の1707年の大地震で崩壊したものらしく、日本三大崩のひとつらしい。

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で、実際に見ると...「んん~...ただの大きな崖崩れやん

って感じで、ひとり突っ込みを入れながらも写真を数枚撮り下山した。

この後、県道29で静岡方面へ下り、静清バイパス(R1)へ出て、R246を経由したものの、途中の渋滞により、御殿場から東名へ乗り替え、横浜まで一気に戻った。

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今回の安倍峠越えツーリング。。。なかなか面白かったが、やはりこのバイクは高速走行が一番楽だと気付かされた。

林道自体は走るのも楽しく好きだが、オフ車であればもっと楽しめるだろう。

今回の走行距離は402km。時間は約13時間のツーリングだった。

次は紅葉だな。。。

‐Danke‐