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須山口から登る 2024年の富士登山

2024-07-29 | 登山
2024年7月26日(金)

今年で18回目となる富士登山。

6月より体力づくりに勤しむも、結局のところ7月は何の準備も整わず、そのまま富士登山に挑戦。

今回チャレンジするのは"須山口ルート"。

2023年は須走ルート、2022年は体調が悪く断念、2021年は御殿場ルート、2020年はコロナで閉山だったが、2019年は須山口ルートで登った。

同ルートは実に5年ぶりとなる。

前日の仕事終わりから寝る間もなく、22時30分には自宅を出発し、水ヶ塚駐車場に着いたのは0時30分。
ここで3時間ほど仮眠し、3時半には登山準備をした後、前回と同じ4時に出発した。

序盤は暗闇の中を歩く。

前回は道に迷い、樹海の中を少し彷徨ったが、今回は登山用アプリがあるので安心。

地図を見ていないと間違いそうな箇所があったが、日が出ていれば間違える事はないだろう。

行き先表示も見落とさない。

しばらく暗闇の中を歩き続け、5時には日差しが差し込み、ライトを仕舞い上着を脱いだ。
寝不足のためやたら眠く、力が入らない。
若い頃と違い、体調管理は重要だ。

一応スマホのアプリを見ながら進む。

(もう迷うことはないが)

5時09分 ようやく2合目

この辺りから傾斜が増す。

5時35分 2合5勺の御殿庭(下)に到着。

今は順調だが絶対にバテるので、アミノバイタルは事前に飲んでおいた。

現在地マップ↓

標準より若干早いペース。
運動不足で何処まで持つか。

6時09分 3合目の御殿庭(中)に到着

ここから更に斜度が上がって行く。

黙々と歩いていると前方の鳥に気付く。

調べてみると"ホシガラス"らしい。

こちらが歩くとぴょんぴょんと前を歩き、先導してくれる。

とてもカワイらしい。
その後、横に入って行った。

6時30分 3合5勺の御殿庭(上)に到着

富士山がよく見える。

振り返ると遠くには雲海↓
広大な景色が素晴らしい。

こちらは御前崎方面↓

浜松まで見えそう。

出発した水ヶ塚駐車場はあんなとこに↓
ここまで頑張ったが、山頂はまだまだ。

そして、ようやく宝永山がお目見え↓

天気が良いので、とてもキレイ。

6時50分 宝永第二火口縁に到着

左に行けば富士宮口5合目。

この先は進みにくい砂利道。

ゆっくりペースを崩さず黙々と登る。

7時08分 宝永第一火口縁に到着

向こうには富士宮口6合目。

ここから宝永山へ進路を取る。

少し下って宝永火口へ。

7時15分 宝永火口に到着

大きな岩がゴロゴロ。

さて、ここからが一番疲れるルート。

プリンスルートを上り御殿場ルートへ。

大きく2ターンであの稜線に登れるが、これがなかなかにキツイ。

序盤は順調に進むもずり落ちるため、体力をかなり奪われる。

7時50分 1ターン目を登り振り返る

26分も掛かった。

靴は真っ白に。

スパッツを着けておけば良かった。

8時06分 2ターン目が終わり

これを登りきれば稜線だが、ここから更にズレ落ち、なかなか前に進まなかった。

8時25分 宝永山馬の背に到着

ようやく稜線に出る。

火口から1時間も掛かり、今回もヘトヘト。

あちらには宝永山山頂↓

富士山頂から下って来た人達は行きやすい。

自分も行きたいが、このあとの体力に影響しそうなため、次の機会とした。

反対側には御殿場ルート↓
遠くに"山中湖"が見える↓

御殿場ルート"大砂走り"で下る人達↓

いいなぁ。

富士山頂はこちら↓

プリンスルートで真っ白になった登山靴↓

元の靴の色は青色。
登山後は毎回靴を洗うがキレイになるかな。

宝永山馬の背から右へ折れ、御殿場ルートへ。

プリンスルート上りの表記もある。

御殿場ルートへ向かう途中、雲行き怪しい。
肌寒いがアメは降らなかった。

9時02分 御殿場ルートに合流

ここは6合目。
まだまだ道のりは長く、体力はバテバテ。

アミノバイタルを飲むと一時的に回復するが、バテさはそれを上回る。

あと標高は700mちょい。

ようやく7合目の建物が見えて来た。
ここで休憩といきたいが。。。

9時46分 7合目に到着
こちらの"日の出館"は休業中のため、次の休憩場所まで頑張って進む。

次の場所は見えているが、足取りが重い。

休憩しながら、ようやく。。。

10時 7合4勺の"わらじ館"に到着
御殿場ルートに入るとトレランの人たちや、体力がある人に抜かれるが、この日、吉田ルートでは富士登山競走をやっていた。

昨年須走ルートで登った時も競技とかち合い、御殿場ルートにはいないと思ったが、トレランの人は別目的なのかな?

ここでおにぎりを食べ、トイレを利用。
アミノバイタルも飲み、準備万端。

山頂はまだまだ遠い。。。

順調な歩み出しも、すぐに事切れる。

息を深く吸いマイペースを乱さず、重い足取りだが次の山小屋へ向かった。

11時 7合9勺の赤岩八合館に到着

前回の御殿場ルートの時より遥かに遅い。
事前の登山準備は必要と痛感。

少し休憩した後、出発した。

11時41分 次の"見晴館"は崩壊
8合目(3400m地点)。

見晴館を素通りすると、山頂まで最後のつづら折りが続く↓

これがまた長いこと。。。

バテバテながらも、マイペースでゆっくり登って行く。

御殿場ルートに9合目はなく、さっきの8合目が富士宮ルートでは9合目に近い。

人が少ないのはこのルートの良いところ。

足の裏がつったりしたが、高山病の影響はこれだけで済んだ(熱射病かもしれないが)。

山頂まであと少し。。。

13時 山頂の鳥居が見えた

そして。。。

13時03分 富士山頂に到着

今回は危うかったが、何とか登りきれた。

すぐ側にはツアーの方々が整列していて、ガイドのお兄さんに声を掛けられる。

『御殿場ルートで登られたんですか?』
『須山口登山道とプリンスで来ました』
『ツワモノですね〜』

と、皆さんから拍手を頂いた。
御殿場ルートで登る人は強者と話していたようで、須山口からは更に強者と言われた。

時間も掛かりヘトヘトで、健脚な人は他にもいるのに何だか嬉しかった。

こちらは火口↓

このあと"お鉢めぐり"を予定していたが、予定時間をオーバーしていたので、剣ヶ峰へ行ってみる。

向こうに見えるのが"剣ヶ峰"↓

ん、よく見ると。。。

馬の背を登る人が多く、剣ヶ峰で写真を撮る人の列もかなり長い。

今回はここでいっか。

腰を据え、おにぎりやパンを食べ、水分補給もしっかり行い、アミノバイタルも補給。

富士山火口はいつみても迫力がある↓

少し休憩し、浅間大社奥宮へ行ってみると、こちらもスゴい人混み↓

真夜中はもっとスゴいかも知れない。

人は多いし、このあと宿入りもあるので、早々に下山する事とした。

下山は富士宮ルートで。

13時27分 下山開始

5合目まで2時間40分と書いてある。

長いなぁ。

富士宮ルートはゴツゴツした岩場が多く、脱力的な下り方はあまり出来ない。
下りは体力的にラクなはずだが、バテた体ではペースは上がらなかった。

砂走りなら早いペースで下れるのだが。

13時43分 9合5勺の胸突山荘を通過

結構下ったと思ったが、まだまだ。。。

その後は黙々と下り、バスの時間を気にしつつ、途中の山小屋で2度休憩を入れた。

15時34分 6合目の山小屋を通過

次のバスは16時。
1時間に1本のため、逃したくはない。

6合目から5合目までは10分ほどで到着。

最後は足の置き方を考えるのにも疲れ、前を歩く人たちと同じペース、同じ歩きでゴールした。

15時44分 富士宮5合目に到着

バス停まで距離があり、焦りながらも何とか間に合い、ちょうど乗車が始まっていた。
(バス片道1320円)

満員だったが乗れただけで満足。

30分ほどで水ヶ塚駐車場に到着し、荷物を片付け、いつもの健康ランドへ。
クルマは楽チンで助かる。
このあと健康ランドには18時に到着した。

足は痛かったが靴ずれはなく、腕と顔は日焼けし湯船に浸けるとヒリヒリと痛かった。

【今回の登山データ】

0358 水ヶ塚
0509 2合目
0535 御殿庭(下)
0609 御殿庭(中)
0630 御殿庭(上)
0651 宝永第二火口縁
0708 宝永第一火口縁
0715 宝永山第一火口
0825 宝永山馬の背
0902 御殿場合流(6合目)
0946 7合目
0959 7合4勺
1101 7合9勺
1141 8合目
1303 富士山頂
1327 富士宮下山開始
1343 9合5勺
1544 5合目

上り:9時間05分
下り:2時間17分

消費カロリー:4251kcal

夜は気持ちが悪くなり、宿で注文した夕食は半分食べ切れず、早々に就寝。

翌朝は元気になるも、ずっと体が熱いのは日焼けしたせいと思っていたが、今思うと熱中症だったのかも知れない。。。

ーDankeー


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