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ここまで、なかなか暑い日がなく、6月になって、今年初めての沢登り。
待ちわびていた8人が参加した。
行き先は、足慣らしということで、京都北山北部、美山から少し東の田歌に
流れ入る五波川の支流、中山谷を選んだ。
クルマ2台を動員。1台を入渓点に置き、もう1台を五波峠に
回送しておく。
廃道状態の、草ぼうぼうの林道を分け入る。まだ葉の青いスギの倒木が
ガンガン行く手をふさぐ。うっとうしいので、まだ凡流の段階から沢に靴を入れる。
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なぜか巨大な土管が転がっていたが、後にも先にも、人工物はこれだけ。
すぐに小滝が現れ始める。今週は雨が続いていたので、水量はたっぷり。
その増水状態がちょうどいい。
沢でパーティの先頭を歩く楽しみは、何者にも代えられない。
自分が先頭ばかりを歩いていても申し訳ない気がして、
今年、既に大峰・神童子谷を遡行しているIM川さんに先頭を歩いていただく。
彼も嬉々としている。Mr.Dashは写真も撮りたいので最後尾を行く。
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最初の連瀑帯が現れる。小滝ばかりなのでメチャメチャ楽しい!
やがて、下調べで10mと載っていた滝が眼前に。(メイン写真)
IM川さんが、ニコニコして、「どうぞ、お先に」と言ってくる。
ええー、登ってくれないの?それじゃザイル出して、ビレイしてね。
ここはどう見ても、流芯に突入しシャワークライムせざるを得ない。
ルートを読む。中央の流れの激しいところをガマンして右上にトラバース気味に
抜け、滝の右側を直登しよう。
(写真は、奮闘するふみちゃん)
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この読みは正しかったのだが、実際にやってみると、水圧がものすごく、
左手のホールドを手探りで探し当てるまで、耳に冷たい水が入り放題。
指先も冷たさでしびれてくる。
なんとか、左手と右足のホールドを見つけ、右足一本で立ち込む。
水圧から一気に開放され、上が開けた。しばらくはたやすく登れる。
中間ビレイをとる場所がどこにもないので、そのまま登り続ける。
もう少しで滝の落ち口というとき、右に上がろうか、左にしようか、ちょっと迷う。
右はスタンスが大きく見えるが泥壁。左はスタンスが小さく、流れに戻る方向に
上がることになる。しかし、岩がしっかりしているようなので、こちらを選ぶ。
うまく滝の上部に出た。15mはないが、10m以上はあるような気がした。
IM川さんの、ザイルの余り分の感触による推定でも、10mは越えている様子。
立ち木にザイルをセット。皆、プルージックで続く。
G嬢だけが左岸を大きく高巻き、ひとつ上の斜瀑まで巻いた。
左岸にやや平坦な場所があったので、ここで昼食とする。
熱いラーメンが美味い。
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CS2mを攀じ登ると、二俣。ココから先は、しばらく平凡な流れになる。
三俣を過ぎると、二度目の連瀑帯だ。
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カエデ、ブナの美林と、ほとんど直登できる斜瀑群。もう、楽しくて楽しくて。
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多段10m滝も、階段状になっていて快適に登れる。
全員、登りきったところで記念写真!
これより先は、細い流れの斜め瀑がある程度で、いよいよ詰めにかかる。
ふだんは、このあたりで水が切れるのではないか。
苔の具合が変わってくる。
今日は、さすがに水が多く、かなり上までちょろちょろとした流れがある。
豊かな森林の恵みであろうか。
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最後は、ヤブ漕ぎもなく美しい稜線に出る。中山谷山のピークはすぐ。
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三角点が、ブナ、カエデ、ミズナラ等の美しい広葉樹に囲まれている。
ハンターを名乗る、古い小さな山名表示が一つあるだけの山頂だ。
足元をよく見たら、ギンリョウソウがあちこちに顔を出していた。
みんなで無事登頂をたたえあう。
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尾根の地形がやや紛らわしい箇所もあるが、緑がまぶしい稜線をたどり、
五並峠に戻る。
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帰りは、河鹿荘に寄って風呂に入り、鹿のロースカツ定食に舌鼓。
今日も一日、よく遊んだ。
待ちわびていた8人が参加した。
行き先は、足慣らしということで、京都北山北部、美山から少し東の田歌に
流れ入る五波川の支流、中山谷を選んだ。
クルマ2台を動員。1台を入渓点に置き、もう1台を五波峠に
回送しておく。
廃道状態の、草ぼうぼうの林道を分け入る。まだ葉の青いスギの倒木が
ガンガン行く手をふさぐ。うっとうしいので、まだ凡流の段階から沢に靴を入れる。
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なぜか巨大な土管が転がっていたが、後にも先にも、人工物はこれだけ。
すぐに小滝が現れ始める。今週は雨が続いていたので、水量はたっぷり。
その増水状態がちょうどいい。
沢でパーティの先頭を歩く楽しみは、何者にも代えられない。
自分が先頭ばかりを歩いていても申し訳ない気がして、
今年、既に大峰・神童子谷を遡行しているIM川さんに先頭を歩いていただく。
彼も嬉々としている。Mr.Dashは写真も撮りたいので最後尾を行く。
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最初の連瀑帯が現れる。小滝ばかりなのでメチャメチャ楽しい!
やがて、下調べで10mと載っていた滝が眼前に。(メイン写真)
IM川さんが、ニコニコして、「どうぞ、お先に」と言ってくる。
ええー、登ってくれないの?それじゃザイル出して、ビレイしてね。
ここはどう見ても、流芯に突入しシャワークライムせざるを得ない。
ルートを読む。中央の流れの激しいところをガマンして右上にトラバース気味に
抜け、滝の右側を直登しよう。
(写真は、奮闘するふみちゃん)
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この読みは正しかったのだが、実際にやってみると、水圧がものすごく、
左手のホールドを手探りで探し当てるまで、耳に冷たい水が入り放題。
指先も冷たさでしびれてくる。
なんとか、左手と右足のホールドを見つけ、右足一本で立ち込む。
水圧から一気に開放され、上が開けた。しばらくはたやすく登れる。
中間ビレイをとる場所がどこにもないので、そのまま登り続ける。
もう少しで滝の落ち口というとき、右に上がろうか、左にしようか、ちょっと迷う。
右はスタンスが大きく見えるが泥壁。左はスタンスが小さく、流れに戻る方向に
上がることになる。しかし、岩がしっかりしているようなので、こちらを選ぶ。
うまく滝の上部に出た。15mはないが、10m以上はあるような気がした。
IM川さんの、ザイルの余り分の感触による推定でも、10mは越えている様子。
立ち木にザイルをセット。皆、プルージックで続く。
G嬢だけが左岸を大きく高巻き、ひとつ上の斜瀑まで巻いた。
左岸にやや平坦な場所があったので、ここで昼食とする。
熱いラーメンが美味い。
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CS2mを攀じ登ると、二俣。ココから先は、しばらく平凡な流れになる。
三俣を過ぎると、二度目の連瀑帯だ。
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カエデ、ブナの美林と、ほとんど直登できる斜瀑群。もう、楽しくて楽しくて。
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多段10m滝も、階段状になっていて快適に登れる。
全員、登りきったところで記念写真!
これより先は、細い流れの斜め瀑がある程度で、いよいよ詰めにかかる。
ふだんは、このあたりで水が切れるのではないか。
苔の具合が変わってくる。
今日は、さすがに水が多く、かなり上までちょろちょろとした流れがある。
豊かな森林の恵みであろうか。
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最後は、ヤブ漕ぎもなく美しい稜線に出る。中山谷山のピークはすぐ。
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三角点が、ブナ、カエデ、ミズナラ等の美しい広葉樹に囲まれている。
ハンターを名乗る、古い小さな山名表示が一つあるだけの山頂だ。
足元をよく見たら、ギンリョウソウがあちこちに顔を出していた。
みんなで無事登頂をたたえあう。
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尾根の地形がやや紛らわしい箇所もあるが、緑がまぶしい稜線をたどり、
五並峠に戻る。
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帰りは、河鹿荘に寄って風呂に入り、鹿のロースカツ定食に舌鼓。
今日も一日、よく遊んだ。