Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2024年12月1日(日) 出身高校のOB会主催行事で、信貴山・高安山を歩く!

2024年12月05日 | 山登りの記録

■メイン写真
空鉢護法堂付近で、鮮やかに紅葉していたカエデ

■今回のコース
王寺駅⇒(バス)⇒信貴大橋バス停→朝護孫子寺→信貴山(空鉢護法堂)→松永屋敷跡→
高安城倉庫跡→高安山→開運橋→(おおみちルート)→もみじの苑→開山塚古墳→信貴山口駅


出身高校のOB会主催行事で、信貴山から高安山への歴史ハイクをガイドしてきた。
この行事を担当するのも、ポンポン山、中山連山、三上山に続き4回目となる。

初対面の先輩、後輩たちと話をすると、同じ高校出身であれば何かしらの共通点や
意外なご縁があったりしておもしろい。同級生も2名、参加してくれた(ありがとう!)。

信貴山へは、下から歩いても楽しいのだが、この日は参加者のレベルが読めないので、
バスで一気に信貴大橋まで上がる。朝護孫子寺の仁王門が実質的なスタート地点となる。
カエデが燃えるような赤に色づいていた。

まだ登山が始まっていないが、「曽我の家本店」さんに立ち寄る。

名物の寅饅頭、よもぎ饅頭を、みんなで買い食いしてから歩こう。

信貴山名物の、張り子の首振り大虎「世界一福寅」。
信貴山と虎の関係だが、聖徳太子が物部守屋との戦いに際し、ここに先勝祈願に
きた日が「寅年・寅の日・寅の刻」であり、毘沙門天から必勝の秘法を授けられ、
戦いに勝利したことによる。
信貴山の名も、聖徳太子が「信ずべき、尊ぶべき山」として名づけたという。

樹齢500年のイチョウ。
「千手の公孫樹(イチョウ)」で、銀杏の形が仏が合掌する両手に似ていることから
「仏手白果(ぶっしゅはっか)」とも呼ばれる。
イチョウの中でも、非常に貴重な樹種らしい。

鎧をまとった、勇ましい聖徳太子像。こういう姿は、あまりなじみがない。

トラ柄の丸ポストがある。

本堂を囲むテラスからは、境内が一望できる。

奈良盆地の中南部の眺めが広がる。

朝護孫子寺のご本尊は毘沙門天。ムカデは、その「お使い」。
毘沙門天は武神・戦勝の神でもあり、ムカデの「ひとつでも歩調が乱れると直進できない」
「決して後退しない」ところが武勇を象徴しているとも。

多宝塔の左横から、空鉢護法堂がある信貴山頂への道に入る。

朱の鳥居が続く坂道を上り、山頂へ。
金剛山地北部の主要なピークである、二上山、岩橋山、葛城山、金剛山が
ちょうど重なって見えるのが珍しい。

信貴山城跡でもある境内を出て、高安山へ向かう。

信貴山の北側直下にあった松永久秀の屋敷跡に寄り道する。
戦国時代の大悪人・松永久秀は、大和国城主となり信貴山城に入城。
織田信長に攻められ、信長が欲しがっていた茶器もろとも爆死したとの逸話が残る。
松永屋敷跡で昼食タイムとした。

弁財天滝への分岐には、山城らしい柵があしらわれている。

もとの登山道に戻り、高安山をめざして西へ進むが、途中でまた寄り道をする。
登山道を外れて5分ほどで、礎石が等間隔に並ぶ平坦地に出る。
ここは高安城(たかやすのき)という古代の砦の倉庫跡だ。
白村江の戦いで唐・新羅連合軍に敗れた大和政権が、対馬から畿内の要所に防御施設を
つくり、防人を置いた砦のひとつ。667年(天智天皇6年)に築かれたという。

隣にもうひとつ、礎石跡があり、そこからは奈良盆地の北部(若草山など)や
生駒山などが望める。

フユイチゴをつまみながらもとの登山道に戻り、信貴生駒スカイラインを横断する。

生駒山系の縦走道に合流すると、四つ辻を左へに入ってすぐの電柱脇から、
右に登る。すぐそこの高安山の三角点は、残念ながら展望ゼロの寂しい場所だ。

縦走道に戻り、高安山気象レーダー観測所の横を通る。
同様の施設は全国に20カ所あり、気象予報に役立てられている。

開運橋を回り込んで下をくぐると、下山ルートである「おおみちルート」だ。
序盤、U字にえぐれた急坂を転ばないように慎重に下る。

おおみちルートの最大の魅力は、あたり一面のカエデ林だ。
1週間前にM社のツアーで歩いたときは、まだ紅葉の進行はいまひとつだったが、
なかなかいい感じになっていた。

もみじの苑休憩所で休憩する。すぐ奥から、大阪平野が一望できる。
少し靄がかかったような感じになっていたが、ハルカスは判る。

すばらしいカエデ林。参加者からも感嘆の声があがっていた。

最後の寄り道は、開山塚古墳。横穴式石室の中には何もないが、自由に入れる。
腰をかがめて入るが、奥の石室は余裕の高さになっている。

住宅街に出て、高安山の気象レーダーを見上げながら信貴山口駅へ向かった。

 


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