Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年10月11日(水) [綾部]君尾山へ、国宝の二王門と、巨大トチノキを訪ねる!!

2023年10月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
樹齢2000年とも言われる巨大なトチノキ

■今回のコース
駐車場→地蔵堂→二王門→光明寺本堂→クマシデ巨樹(君尾山林道分岐)→
君尾山三角点峰→大トチ案内板(林道分岐)→大トチ→大トチ案内板(林道分岐)→
大カツラ分岐→大カツラ→大カツラ分岐→光明寺本堂→二王門→地蔵堂→駐車場⇒
あやべ温泉二王館


巨樹を観るハイキングも結構好きである。
綾部市の光明寺周辺は、樹齢2000年とも言われる大トチノキをはじめ、巨樹が多い。
さらに光明寺も、国宝の二王門(「仁王」ではない)を擁し、訪れ甲斐がある。

二王公園の前を通り、舗装林道をそのまま終点の駐車場へ。
20台以上は停まれる広々とした駐車場だ。



クルマを停め、参道に入る。まずは新しい公衆トイレと寺務所があり、
石段の道に入るとすぐに、地蔵堂が現れる。



さらに石段を登ると、丹塗りされた二王門が姿を現す。
鎌倉時代の建築で、屋根はクリの板で葺いた「栩葺き」という。
「栩」は「トチ」と読むが、トチノキのことではなく、クヌギやクリなどのブナ科の材である。
京都府北部唯一の国宝建造物だ。



さらに参道を進み、光明寺の立派な本堂へ。これは江戸時代の建築だ。
最盛期には72の堂宇を数えた、真言宗醍醐派の寺。戦国時代に、二王門を除く
ほとんどが焼失したという。



鐘楼の左手から、標識に従い、薄い踏み跡をたどる。
大きなモミが幾つも出てくる。巨樹ハイキングの幕開けである。



クマシデの巨樹は、綾部の古木・銘木100選のひとつである。
巨樹のところで、君尾山林道に合流する。



しばらくは、のどかな林道散策となる。



「君尾山」の小さな標識のところで山道に入ると5分で、君尾山の三角点峰だ。
涼しい北風が吹いており、しばらくたたずんでいると肌寒いくらい。温度は17.3度だった。
本日の最高点ではあるが、単調な植林の中で、展望がないのは残念。
しかし、この日の山行のメインテーマは、ピークを踏むことではない。



林道を戻る途中、でっかいカラカサタケをみつけた。



クマシデの巨樹の分岐も過ぎたところに、林道が右に鋭角に分岐している。
鎖で車止めがあり、造林公社の看板がある。この看板に、大トチの表記がある。
この林道に入る。



シバグリが道幅一面に散らばっていた。



標高は500m台だが、さすがは日本海側。ブナがぽつぽつみられる。



ここまでは幅広の道。クマ除けの鐘を鳴らしてから、山道に入る。
少し傾斜が強いところにはロープが張られ、安心だ。



手前にカツラの大木がある。
まだほとんど黄葉が始まっていないので、特有の甘い香りは薄かった。



カツラを通り過ぎるとドーンと出てくるのが、お待たせ、大トチだ。
幹の中が空洞になっているのが、この樹の歴史を物語っている。



樹に迫ってみる。ただものでないエネルギーに満ちている。



横に張り出した枝。枝といっても、そのへんの木の幹よりはるかにデカい。
驚きと感動が大きいと、しばらく言葉が出ないというのは本当だ。



樹の左横に生えていたツチアケビ。

もとの林道に戻り、林道ルートで光明寺に戻る途中、もうひとつ「小トチ・大カツラ」の標識を
みつけた。



こちらは道があまり踏まれていないが、「大カツラ40m」の標識に従い、探しに行く。
果たして100mほど先に、かなり大きなカツラを発見。



カツラの株立ち。見上げると、1本の樹だけで森のようだ。



戻る途中、色鮮やかなイモムシを見つけた。
調べると、アオバセセリという、青く美しい羽をもつ蝶の幼虫とのことだった。



弥仙山の秀麗な三角形。



クルマに戻って、温泉へ行く途中の林道脇で、アケビを発見。
残念ながら手の届きようがない高いところ。



サルナシは熟れ頃。秋の里山の恵みもうれしい。

あやべ温泉二王館で入浴。
宿泊サービスを9月いっぱいで終了したようだが、日帰り温泉はモンベルカードの提示で
100円キャッシュバックがあり嬉しい。

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