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春たけなわ。快晴にも恵まれ、これは眠いだの花粉症だの云ってられないので、金剛山にでかけるとーことにした。カタクリなど、いろいろ野草も咲いているだろうという予感もあった。そこで今回は
腰折滝から、そのままバリエーションルートのツツジオ谷を遡行し、帰路はタカハタ道をたどることにした。
金剛登山口付近は、サクラの花びらが疾風に舞い、逆光線を浴びて降り注いでいた。まるで吹雪のように、有終の美を飾るにふさわしい潔さであった。散った花びらが着地した先には、スミレやカタバミ、ヒトリシズカなどが、「次は私たち」とばかりに、待ちに待った我が春を謳歌していた。
腰折滝は2段、20m以上はあるだろう。右側に捨て縄があるので、沢靴とザイルがあれば直登できそうだ。タムシバとヤマザクラが彩りを添えて美しい。フィックスロープの岩場をミツバツツジを見上げながらクリアすればスギの丸太橋。これを渡り、いよいよエアリアマップにないツツジオ谷へ。
やがて下段の一条の筋が美しい2段の滝、さらに奥にヤマザクラのある明るい滝を巡り、急な巻き道を登る。かなり長いナメを横目に昼食をとる。幾つか左側のタカハタ尾根に突き上げる枝道を見送り、ひたすら沢を忠実に遡る。千早本道を歩くハイカーの歓声が谷底にまで響いてくる。
一度、涸れ沢となるが、再び水流が復活する。しかし、それもやがて最後の一滴となり、そこでようやく左の尾根に向かう。幸い、捨て縄があるので楽チンだ。さしたるヤブ漕ぎもなくブナ林に入り、ササを分けてタカハタ道の地蔵付近にに飛び出す。まともに登っていたハイカーが驚いてこちらを見る。ごめんね。いつも「ヤブから」棒で。
とりあえず社務所まで登り、ちょっと歩いてカタクリ群落へ。ちょうど満開で、ナイスタイミング
であった。明らかな盗掘跡がひとつあり、悲しい怒りがこみ上げ、思わずその穴を写真に撮る。盗掘野郎は役行者に裁かれて地獄に落ちてしまうがよい。
帰路はタカハタ道を戻る。急な坂道を下り、谷筋に出て水場で振り仰げば、右岸の若葉が目にしみる。少し下のイチリンソウ群落は、開花にはまだほんのすこし早かったが、蕾がもう薄ピンクに色づいており、1-2日で咲くだろう。そばに密やかに咲いているヒトリシズカが可愛らしい。右岸稜線を見上げればミツバツツジのピンクが青空に映えて鮮やかだ。春の競艶を堪能する。
腰折滝に戻り、元の道に合流する。あとは往路を戻り、4時過ぎには金剛登山口に戻れた。すばせしい自然を楽しめた一日であった。
ハプニングがひとつ。ザックにつけていたストックが、いつの間にかなくなっていのを、社務所前で気づいた。昼食後は確かにあった。いつの間に落としたのだろうか・・・
腰折滝から、そのままバリエーションルートのツツジオ谷を遡行し、帰路はタカハタ道をたどることにした。
金剛登山口付近は、サクラの花びらが疾風に舞い、逆光線を浴びて降り注いでいた。まるで吹雪のように、有終の美を飾るにふさわしい潔さであった。散った花びらが着地した先には、スミレやカタバミ、ヒトリシズカなどが、「次は私たち」とばかりに、待ちに待った我が春を謳歌していた。
腰折滝は2段、20m以上はあるだろう。右側に捨て縄があるので、沢靴とザイルがあれば直登できそうだ。タムシバとヤマザクラが彩りを添えて美しい。フィックスロープの岩場をミツバツツジを見上げながらクリアすればスギの丸太橋。これを渡り、いよいよエアリアマップにないツツジオ谷へ。
やがて下段の一条の筋が美しい2段の滝、さらに奥にヤマザクラのある明るい滝を巡り、急な巻き道を登る。かなり長いナメを横目に昼食をとる。幾つか左側のタカハタ尾根に突き上げる枝道を見送り、ひたすら沢を忠実に遡る。千早本道を歩くハイカーの歓声が谷底にまで響いてくる。
一度、涸れ沢となるが、再び水流が復活する。しかし、それもやがて最後の一滴となり、そこでようやく左の尾根に向かう。幸い、捨て縄があるので楽チンだ。さしたるヤブ漕ぎもなくブナ林に入り、ササを分けてタカハタ道の地蔵付近にに飛び出す。まともに登っていたハイカーが驚いてこちらを見る。ごめんね。いつも「ヤブから」棒で。
とりあえず社務所まで登り、ちょっと歩いてカタクリ群落へ。ちょうど満開で、ナイスタイミング
であった。明らかな盗掘跡がひとつあり、悲しい怒りがこみ上げ、思わずその穴を写真に撮る。盗掘野郎は役行者に裁かれて地獄に落ちてしまうがよい。
帰路はタカハタ道を戻る。急な坂道を下り、谷筋に出て水場で振り仰げば、右岸の若葉が目にしみる。少し下のイチリンソウ群落は、開花にはまだほんのすこし早かったが、蕾がもう薄ピンクに色づいており、1-2日で咲くだろう。そばに密やかに咲いているヒトリシズカが可愛らしい。右岸稜線を見上げればミツバツツジのピンクが青空に映えて鮮やかだ。春の競艶を堪能する。
腰折滝に戻り、元の道に合流する。あとは往路を戻り、4時過ぎには金剛登山口に戻れた。すばせしい自然を楽しめた一日であった。
ハプニングがひとつ。ザックにつけていたストックが、いつの間にかなくなっていのを、社務所前で気づいた。昼食後は確かにあった。いつの間に落としたのだろうか・・・