2014年9月20日(日) 六甲・須磨アルプスを、海を見ながらお散歩

■メイン写真
須磨アルプスの核心部、馬の背を目の前にする

■今回のコース
山陽電鉄・須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→鉄拐山→おらが茶屋→高倉台→
栂尾山→横尾山→馬の背→東山→山陽電鉄・板宿駅

今日は六甲山脈西端の須磨アルプスに、ともちゃんとお散歩。



須磨浦公園駅から、「鉢伏山」の標識に導かれ、公園内の遊歩道を登る。
ヤマモモやウバメガシなど、紀泉アルプスの植生に似た暖地性の植生だ。

途中の展望台は、確かに海が見えて眺めは最高だが、薮蚊だらけ。
こりゃたまらんと、早々に立ち去る。



20分ほどで回転展望閣に到着。ここまではずっと舗装された道だ。



すぐ横に平らな鉢伏山の山頂がある。ここは展望ゼロ。

まっすぐ突き抜けると、ようやく山道となる。



よく踏まれた、というか、ややオーバーユース気味の山道をしばらく進めば
旗振茶屋のある旗振山のピークだ。カレーか何かを食べたい気もしたが、
ここは我慢。

途中、砂防ダム建設用の資材を、尾根を越えて運搬する仮設のロープウェイが
山道を横切っていた。



鉄拐山のピークは小広い台地状。ここも蚊がうようよいた。



展望の良い公園にさしかかると、おらが茶屋の立派な建物が現れる。



そこからは何とも狭い、殺風景な階段をひたすら下りる。
これは無粋きわまりないが、仕方ない。

高倉台の住宅地に下りる。ここに住宅街ができて、六甲全山縦走路が
市街地で遮られたのも、もうずいぶん前のことになった。
Mr.Dashのずっと前の会社の部下の実家が、このへんにあるはずだ。

片道3車線の、クルマが行き交う大通りを陸橋で越えれば、栂尾山への
一直線の階段道となる。もう勘弁してよという登りだ。



登り終えて振り返ると、高倉台の街と、明石大橋、そして鉢伏山方面の
山塊が見下ろせた。ちょっと苦労が報われたと感じる一瞬。



栂尾山のピークは木製の展望台が建っている。



続いて横尾山。三角点はあるものの、なんとも地味なピークである。



しばらく行けば、風化花崗岩のザレが印象的な、須磨アルプスの核心部に
たどりつく。短い区間だが、奇景にワクワクする場所だ。

スリップしないように、険しい風化地帯を抜けると東山に着く。

あとは板宿駅に向けて緩やかな尾根をだらだらと下りるのみ。
歩くほどに眠くなる道だった。



途中で赤いヒガンバナに混じり、白いのも見つかった。
他にもアサガオなどの群落があったりして、人為的に植えられたような雰囲気。



最後は八幡神社の参道に出る。ネコに餌をやるなとの看板がやたら目につく。
住宅街を山陽電鉄の板宿駅（地下）に。
のんびり３時間強のお散歩ハイキングは、あっと言う間の6座ミニ縦走。
途中、何度も海が見えて、お得感は満載だ。