■メイン写真
倉岳山の山頂からみた富士山
■今回のコース
鳥沢駅→石仏→高畑山(秀麗富嶽12景)→天神山→穴路峠→倉岳山(秀麗富嶽12景)→立野峠→唐栗橋→梁川駅(歩行約5時間10分)
木曽・御岳山の噴火は、非常に痛ましい出来事となった。事故に遭われた皆さんに
心からお見舞い、お悔やみ申し上げます。
さて、土曜日に天気予報を見ていたら、日曜は晴れそうだとのこと。
突然噴火した木曽・御岳山の降灰も、ここまでは来ないようなので、富士山を見ようと
秀麗富嶽12景に選ばれている高畑山と倉岳山に登ってきた。
JR中央本線・鳥沢駅を下車、9:03行動開始。
国道20号線を東へ進み、最初の信号の交差点で右折。
狭い路地から中央本線の線路をくぐり、左折。要所要所に「高畑山、倉岳山」と書かれた
標識があり迷うことはない。
目指す倉岳山が前方に見える。標高は990mしかないが、なかなか堂々とした山容である。
虹吹橋を渡り、県道513号線(梁川猿橋線)に出て緩い坂を登り、斜め左の細い道に入る。
すぐに左手に赤い鳥居があり、その50mほど先に車止めのゲートがある。
右側の扉を開けて山道に入る。小橋貯水池を絡みつつオシノ沢沿いに進む。
苔むした沢の流れが非常に美しい。こういうの、なかなか好き。
ほどなく石仏の立つ分岐に到着。熟年ご夫妻が休憩していたが、スズメバチがパトロール
してきたのでMr.Dashは休憩なしに右の急登へと逃げる。そういやぁ、もうそんな季節だ。
道はつづら折りに切ってあるので、等高線ほどにはつらさを感じない登りだった。
尾根には乗らず。山腹をトラバースしながら、一瞬、下り坂になったかと思うと
仙人小屋跡に着く。ベンチが設置してあった。小屋があった痕跡はもはや見当たらない。
ここから左へ急坂となる。息が上がるが、一気に突き上げれば高畑山のピークだ。10:41。
コースタイム2時間25分のところを1時間40分で来てしまった。
晴れ渡った空にクッキリ、富士山が望めた。
雑木林の気持ちのいいルートなので、もうちょっとゆっくり歩いてもいいなと思いつつ、
単独行だと、どうしても足早になる。
20分ほどで天神山に着く。
わずかに百蔵山方面の眺めが得られるものの、富士山側は樹林に遮られている。
植生はアカマツが目立ってくる。穴路峠を過ぎ、天神山を振り返る。
途中、稜線上はぼちぼち気の早い木々が紅葉の準備を始めていた。
どこから種が運ばれてきたのか、やせっぽちのナナカマドが赤くなりかけていた。
勢いをかって一気に飛ばせば、倉岳山のピークに飛び出す。11:25。
ここからも富士山が綺麗に見渡せた。心が洗われる。
コンビニで買ってきていたおにぎりを2つ食う。
トクホのコーラを飲む。炭酸飲料を思い切って山に持ってきたのは、
脂肪分の消化に期待してのこと。
炭酸飲料を山で飲むのはマッターホルンの岩壁でガイドさんにもらって以来かな。
三角点は、高畑山に続き、この倉岳山で本日2つ目。
立野峠からは北へ下山する。時間的にまだ縦走を続けてもよかったが、
当初立てた計画を安易に延長しないことにしている。
途中で引き返すことは、たまにあるけれど。
暗い植林の中をジグザグに下っていると、ふと針葉樹の合間から、倉岳山の
端正な三角錐が見えた。
沢筋に下りると、水場がある。12:09。
水は普段よりずいぶん少ないようで、チョロチョロと流れるのみ。
両手ですくい、口に含み、次に汗で塩辛くなった顔を洗った。
どう考えても、あと1時間ほどで下山してしまう。
少しペースを緩め、歩き始める。登山道は月尾根沢に沿っている。
ふと右岸30mほど上を見ると、トチのものすごい巨木が見えた。
道はないが、強引に斜面を登って近づいてみる。
ウロが幾つか見えている。幹の直径は軽く3mはあろうか。
巨樹にあと10mほどというとき、スズメバチがブーンと身体の周囲を
旋回した。しかも2匹。どうやら巨樹に巣があるらしい。ここは退散するのみ。
登山道に戻り、どんどん下っていくと、沢の対岸にまたまたトチの巨木を発見。
逆光気味で、うまく写真が撮れない。
その他、先の2本ほどではないがトチの巨木はいくつもあり、ツガかモミかの
針葉樹も、かなり立派なものが何本も出現。Mr.Dashは、自然の思わぬご褒美に
有頂天。ここまで飛ばしてきた歩調が急にゆるくなる。
無事、舗装道に下山。
舟山方面かな?
梁川大橋を渡り、駅前の酒屋で缶ビールを買う。
梁川駅に着いたのは13:10頃。
ビールを飲みながら、ともちゃんに無事下山のメールを送る。
帰りの電車では、恒例の爆睡。高尾で中央特快に乗り換えたあとも寝てしまい、
新宿でようやく起きたら首が痛くなっていた。やれやれ。
倉岳山の山頂からみた富士山
■今回のコース
鳥沢駅→石仏→高畑山(秀麗富嶽12景)→天神山→穴路峠→倉岳山(秀麗富嶽12景)→立野峠→唐栗橋→梁川駅(歩行約5時間10分)
木曽・御岳山の噴火は、非常に痛ましい出来事となった。事故に遭われた皆さんに
心からお見舞い、お悔やみ申し上げます。
さて、土曜日に天気予報を見ていたら、日曜は晴れそうだとのこと。
突然噴火した木曽・御岳山の降灰も、ここまでは来ないようなので、富士山を見ようと
秀麗富嶽12景に選ばれている高畑山と倉岳山に登ってきた。
JR中央本線・鳥沢駅を下車、9:03行動開始。
国道20号線を東へ進み、最初の信号の交差点で右折。
狭い路地から中央本線の線路をくぐり、左折。要所要所に「高畑山、倉岳山」と書かれた
標識があり迷うことはない。
目指す倉岳山が前方に見える。標高は990mしかないが、なかなか堂々とした山容である。
虹吹橋を渡り、県道513号線(梁川猿橋線)に出て緩い坂を登り、斜め左の細い道に入る。
すぐに左手に赤い鳥居があり、その50mほど先に車止めのゲートがある。
右側の扉を開けて山道に入る。小橋貯水池を絡みつつオシノ沢沿いに進む。
苔むした沢の流れが非常に美しい。こういうの、なかなか好き。
ほどなく石仏の立つ分岐に到着。熟年ご夫妻が休憩していたが、スズメバチがパトロール
してきたのでMr.Dashは休憩なしに右の急登へと逃げる。そういやぁ、もうそんな季節だ。
道はつづら折りに切ってあるので、等高線ほどにはつらさを感じない登りだった。
尾根には乗らず。山腹をトラバースしながら、一瞬、下り坂になったかと思うと
仙人小屋跡に着く。ベンチが設置してあった。小屋があった痕跡はもはや見当たらない。
ここから左へ急坂となる。息が上がるが、一気に突き上げれば高畑山のピークだ。10:41。
コースタイム2時間25分のところを1時間40分で来てしまった。
晴れ渡った空にクッキリ、富士山が望めた。
雑木林の気持ちのいいルートなので、もうちょっとゆっくり歩いてもいいなと思いつつ、
単独行だと、どうしても足早になる。
20分ほどで天神山に着く。
わずかに百蔵山方面の眺めが得られるものの、富士山側は樹林に遮られている。
植生はアカマツが目立ってくる。穴路峠を過ぎ、天神山を振り返る。
途中、稜線上はぼちぼち気の早い木々が紅葉の準備を始めていた。
どこから種が運ばれてきたのか、やせっぽちのナナカマドが赤くなりかけていた。
勢いをかって一気に飛ばせば、倉岳山のピークに飛び出す。11:25。
ここからも富士山が綺麗に見渡せた。心が洗われる。
コンビニで買ってきていたおにぎりを2つ食う。
トクホのコーラを飲む。炭酸飲料を思い切って山に持ってきたのは、
脂肪分の消化に期待してのこと。
炭酸飲料を山で飲むのはマッターホルンの岩壁でガイドさんにもらって以来かな。
三角点は、高畑山に続き、この倉岳山で本日2つ目。
立野峠からは北へ下山する。時間的にまだ縦走を続けてもよかったが、
当初立てた計画を安易に延長しないことにしている。
途中で引き返すことは、たまにあるけれど。
暗い植林の中をジグザグに下っていると、ふと針葉樹の合間から、倉岳山の
端正な三角錐が見えた。
沢筋に下りると、水場がある。12:09。
水は普段よりずいぶん少ないようで、チョロチョロと流れるのみ。
両手ですくい、口に含み、次に汗で塩辛くなった顔を洗った。
どう考えても、あと1時間ほどで下山してしまう。
少しペースを緩め、歩き始める。登山道は月尾根沢に沿っている。
ふと右岸30mほど上を見ると、トチのものすごい巨木が見えた。
道はないが、強引に斜面を登って近づいてみる。
ウロが幾つか見えている。幹の直径は軽く3mはあろうか。
巨樹にあと10mほどというとき、スズメバチがブーンと身体の周囲を
旋回した。しかも2匹。どうやら巨樹に巣があるらしい。ここは退散するのみ。
登山道に戻り、どんどん下っていくと、沢の対岸にまたまたトチの巨木を発見。
逆光気味で、うまく写真が撮れない。
その他、先の2本ほどではないがトチの巨木はいくつもあり、ツガかモミかの
針葉樹も、かなり立派なものが何本も出現。Mr.Dashは、自然の思わぬご褒美に
有頂天。ここまで飛ばしてきた歩調が急にゆるくなる。
無事、舗装道に下山。
舟山方面かな?
梁川大橋を渡り、駅前の酒屋で缶ビールを買う。
梁川駅に着いたのは13:10頃。
ビールを飲みながら、ともちゃんに無事下山のメールを送る。
帰りの電車では、恒例の爆睡。高尾で中央特快に乗り換えたあとも寝てしまい、
新宿でようやく起きたら首が痛くなっていた。やれやれ。