Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

10月15日(日)大阪南部のマイナー峰・経塚山、鍋谷ノ峰、小堂峰へ

2006年10月25日 | 山登りの記録
デジカメを忘れ、フィルムカメラでしか撮影できなかったので、現像が上がるまで、ここに写真を掲示できないのが残念だが、とはいえ、さしたる絶景もなかったので、まあいいか。仕方ないのでGPSデータを載せよう。

じつは今まで、経塚山(825m)、鍋谷ノ峰(744m)、小堂峰(789m)の3ピークは登り残していた。なぜか。ほぼ全面、植林に覆われ、展望がないこと。これに尽きる。鍋谷ノ峰なんて、一般的な登山道がない。稜線近くに舗装林道が走っていることも、山の品位を下げている。しかし、経塚山には葛城第11番行所もあるし、一度は行ってなければ。

林道父鬼線を車で南下。一度、白川口を通り過ぎてしまい、なかなかUターンもできず、ずいぶん上まで上がってしまう。なんとか白川口に戻り、付近の路肩に駐車。車止めをくぐり、谷筋に下りていく。昔は自由にBBQできたこのエリア、ゴミ害がひどく、このように車が入れなくなった。

真新しい公衆トイレ小屋を過ぎ、左の橋を渡る。次の橋を渡る寸前に、右の岩盤を巻くように目立たぬ登山口がある。油断すると過ぎてしまいそう。ここから、古いエアリアマップに、「アドベンチャーコース」と書いてある尾根に取り付く。最初はかなりの急登で、息が切れる。植林が続き、面白みはない。

明瞭な尾根筋まで登れば、傾斜は緩くなる。途中、新しい、幅広の林道を渡る。意味がある林道なのだろうか。いずれ舗装されそうだ。なだらかな山頂部は広く、なかなか、本物の山頂、すなわち三角点と経塚がある地点に着かない。やっと着いた経塚山の最高点は、眺めのない、ひっそりとした小ピークだった。

いったん舗装林道に出て、すぐ黄色い防火柱が立つところから山道に入るが、タヌキ・イノシシ狩りの檻があるコルから目立たない小ピークに突き当たるだけで、直接、鍋谷ノ峰には行けない。ただし北に踏み跡は続いていた。

再び林道に出て、鍋谷峠が見えたころ、右に草ぼうぼうの人工的な坂が現れる。地滑り観測の簡易な設備を見つける。その尾根を、サンショ等のブッシュを分けて登れば、ほどなく鍋谷ノ峰だ。ここも植林の中で、まったく感動なし。ルートには、赤テープが、一応ついていた。

鍋谷峠を和歌山側にほんの少し下ると、右に「大石が峰」と書かれた小さい標識と、案外りっぱな山道がある。ちゃんと木製の階段がついていて、この日、最もまともな登山道だ。もちろん最新の昭文社地図には書かれていない。これをたどると、ほどなく枝打ちされずに放置されて林床が昼間でも真っ暗な植林にさしかかる。本当に陰鬱なところだ。

しばらくガマンすると、峠のような4差路に出る。尾根に取り付くが、マウンテンバイクの轍が深く刻まれた道で、これまた痛々しい。マウンテンバイクは法律で山に行ってはいけないようにすべきだ。山主は、この惨状をどう見ているのだろうか。

ひと登りで、小堂峰のピーク。ここも単調な植林の中。うーむ。マイナーなのには理由がある。記念写真もそこそこに、大石が峰へいざなう道をとる。大石が峰の手前で右にトラバースする踏み跡をとる。V字の沢に出るので、ここで意を決して沢を強引に下る。もはや道ではない。しかし、それほど時間もかからず、コンクリートの堰堤に出て、林道父鬼線にぶち当たる。ヤブから出てくる我々怪しいパーティに、ドライブしていた人が、驚いて目をまんまるにしていた。

帰りは、春木川から、よく手入れされた竹林の細い車道を抜け、「いよやかの郷」へ。良質の湯に浸かり、汗を流す。一応、今日は3ピーク稼いだ。満足できたような、物足りないような…

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