■メイン写真
錫杖ヶ岳山頂から、錫杖湖を見下ろす。向こうに伊勢湾が広がる。
■今回のコース
本法寺対岸の駐車スペース→北畑の渡渉ポイント→柚之木峠→錫杖ヶ岳→休憩所→
本法寺→駐車地
布引山地の北東端にそびえる錫杖ヶ岳。尖った山容から「雀頭」とも呼ばれ、かつては
雨乞いの山でもあった。標高676mの低山ながら鎖場あり、急登あり、絶景ありの
なかなか嬉しい山なのである。
下之垣内の路肩にクルマを停め、まずは車道を少し西の北畑へ向かう。
北畑で安濃川を渡渉する。この日は水量が少なく、簡単に渡れた。
石仏がたくさん集められているところから谷道に入る。
小さな沢沿いに、つるんとした岩盤が斜めになった難所が出てくる。たわんだ固定ロープを
頼りに進む。
沢ではあちこちでサワガニを見かけた。
沢の左岸(進行方向の右手)が、明るい雑木林に変わる。
山崩れの防止策なのだろう。落葉広葉樹を植えている。
急登をしのぐと、柚之木峠に出る。涼しい風が吹き抜けてきて気持ちいい。
柚之木峠は、名阪国道の向井ICから近い登山口からの道が合する。
ヤセ尾根を東へ。すぐに南側の展望が開ける。経ヶ峰の北側の前衛峰である、
北笠岳や嘉嶺ノ頭あたりが見えている。
木の根の階段を登る。低山であることを忘れる険しさ。
山頂までの距離は、200~300mおきに立てられた標識で把握できる。
また、休憩ベンチも何か所か設置されている。
いよいよ山頂が近づいてくると、鎖場が現れる。
それほど難しくはなく、鎖を使わずに登ることもできるレベルの岩場だが、
高度感があるので慎重に登っていく。
岩場からは南側の展望が広がり、爽快。
楽しい鎖場が連続する。
山頂は360度のパノラマ。思わず歓声をあげてしまうワイドビューだ。
北側には鈴鹿山系が一望できる。鈴鹿の盟主・御在所岳と、鈴鹿の"槍"鎌ヶ岳の雄姿。
養老山地の遥か彼方には木曽御岳まで見渡せた。
東は伊勢湾、南は経ヶ峰から布引山地の峰々が続く。
山頂直下のあずま屋。この日は北からの風が吹いていたので、風下になったあずま屋は
なんとなく蒸し暑かった。
山頂直下で見つけたサルナシ。和製キーウィである。おいしく熟れていた実もあった。
本法寺へ下山する。のっけから激下りだ。ただし鎖場はない。固定ロープも体重を
預けられるほど信頼できるものではない。
ごく一部だけコンクリートでできた古い階段があるなど、かつて整備された形跡を
感じながら下る。途中に休憩ベンチもある。小さい沢を渡り、傾斜もかなり緩くなって
きたところで、山腹にはぐれ猿を見つけた。遠すぎたので写真はピンボケ。
下山して、路傍に咲いていたのはアケボノソウ。
花びらの緑のところから蜜が出て、蟻を呼び寄せる。
ところで下山ルートは、気温が高い日にはヤマビルが出ることがある。
この日も、ともちゃんの靴の中から一匹。見つけたら、記念写真を撮って、即退治。
昨年登頂時の様子は、ここをクリック。
錫杖ヶ岳山頂から、錫杖湖を見下ろす。向こうに伊勢湾が広がる。
■今回のコース
本法寺対岸の駐車スペース→北畑の渡渉ポイント→柚之木峠→錫杖ヶ岳→休憩所→
本法寺→駐車地
布引山地の北東端にそびえる錫杖ヶ岳。尖った山容から「雀頭」とも呼ばれ、かつては
雨乞いの山でもあった。標高676mの低山ながら鎖場あり、急登あり、絶景ありの
なかなか嬉しい山なのである。
下之垣内の路肩にクルマを停め、まずは車道を少し西の北畑へ向かう。
北畑で安濃川を渡渉する。この日は水量が少なく、簡単に渡れた。
石仏がたくさん集められているところから谷道に入る。
小さな沢沿いに、つるんとした岩盤が斜めになった難所が出てくる。たわんだ固定ロープを
頼りに進む。
沢ではあちこちでサワガニを見かけた。
沢の左岸(進行方向の右手)が、明るい雑木林に変わる。
山崩れの防止策なのだろう。落葉広葉樹を植えている。
急登をしのぐと、柚之木峠に出る。涼しい風が吹き抜けてきて気持ちいい。
柚之木峠は、名阪国道の向井ICから近い登山口からの道が合する。
ヤセ尾根を東へ。すぐに南側の展望が開ける。経ヶ峰の北側の前衛峰である、
北笠岳や嘉嶺ノ頭あたりが見えている。
木の根の階段を登る。低山であることを忘れる険しさ。
山頂までの距離は、200~300mおきに立てられた標識で把握できる。
また、休憩ベンチも何か所か設置されている。
いよいよ山頂が近づいてくると、鎖場が現れる。
それほど難しくはなく、鎖を使わずに登ることもできるレベルの岩場だが、
高度感があるので慎重に登っていく。
岩場からは南側の展望が広がり、爽快。
楽しい鎖場が連続する。
山頂は360度のパノラマ。思わず歓声をあげてしまうワイドビューだ。
北側には鈴鹿山系が一望できる。鈴鹿の盟主・御在所岳と、鈴鹿の"槍"鎌ヶ岳の雄姿。
養老山地の遥か彼方には木曽御岳まで見渡せた。
東は伊勢湾、南は経ヶ峰から布引山地の峰々が続く。
山頂直下のあずま屋。この日は北からの風が吹いていたので、風下になったあずま屋は
なんとなく蒸し暑かった。
山頂直下で見つけたサルナシ。和製キーウィである。おいしく熟れていた実もあった。
本法寺へ下山する。のっけから激下りだ。ただし鎖場はない。固定ロープも体重を
預けられるほど信頼できるものではない。
ごく一部だけコンクリートでできた古い階段があるなど、かつて整備された形跡を
感じながら下る。途中に休憩ベンチもある。小さい沢を渡り、傾斜もかなり緩くなって
きたところで、山腹にはぐれ猿を見つけた。遠すぎたので写真はピンボケ。
下山して、路傍に咲いていたのはアケボノソウ。
花びらの緑のところから蜜が出て、蟻を呼び寄せる。
ところで下山ルートは、気温が高い日にはヤマビルが出ることがある。
この日も、ともちゃんの靴の中から一匹。見つけたら、記念写真を撮って、即退治。
昨年登頂時の様子は、ここをクリック。