金曜日、週間天気予報が急に変わった。日曜の予報は、それまで雨だったのに、なんとか持ちこたえるようだ。慌てて、沢登りの案内をかける。いくら何でも急すぎるよ、という苦情の嵐の中、ノッポさんW邉君が唯一、エントリー。ありがとネ。
武田尾駅へ行く林道は、地図ではつながっているのに、実際にはゲートが閉まっていて寸止めを食らう。仕方なく迂回して、15分の遅刻。電車で来ていたノッポさんW邉君は、たった独りでかなり不安な思いで待っていてくれた、ごめんネ。
駅前の有料駐車場に駐車。身支度を整え、廃線跡へ。トンネルを2つくぐると、すぐに西ノ谷の出合。ハイキング道の入口から沢に絡む。初めは退屈な流れが続く。するとMr.Dash、なんてことない所で足場が崩れ、前方に転倒。左手を冷静についたのはいいが、ちょっと皮がめくれた。ああ、痛い痛い。アホらしいところでケガするもんだ。やっぱり手袋ははめておこう。
ここからは、へつりの練習をしながら楽しく遡る。最初の滝らしい滝(10m)が見えた。ちょっと脆そうなので、ともちゃんが左側を大巻きして先にトップロープを設置しに行く。ところが待てど暮らせどコールがない。これはおかしい。高巻き中に、何か事故でも?
一声もなく、姿も見えないまま待ち時間が20分。これはダメだ。Mr.Dashも、高巻きを決意。登り終えると、滝のかなり上部を上流方向へ向かうともちゃんを発見。聞けば、ビレイ地点を探していたら、スズメバチが自分の30cm横をホバリングしていて、眼が合ったそうで、それで逃げていたという。これでこの滝はオシマイ。
涼やかな斜瀑をいくつか過ごすと、連瀑帯だ。最初の2、3の滝をフリーで軽快にこなす。いや、爽快!そう思って右に視線を転じれば、そこにはさらに素晴らしい大滝があった。桜滝だ。昨日の雨で、水量も申し分ない。右岸からとりつく。普段は水が少ないのだろう。ホールドはヌメっている。途中で右へトラバースしながら高度を稼ぐ。最後は滑りやすい岩盤を再び左へよじ登る。
立ち木にセルフビレイをとって、ひと安心。こからザイルダウンしたら、ちょうど30mキッカリであった。ノッポさんW邉君はそのリーチを存分に活かし、余裕をもって登ってくる。粗さはあるが、ちょっとやれば、Mr.Dashより上手くなるだろう。ともちゃんも、ここは余裕。
桜滝はまだ続いていて、上部10mはMr.Dashもザイルをつけて、ともちゃんにビレイしてもらって先に上がる。そして2人を引き上げる。ノッポさんW邉君はホールドの遠い中央ルートを悠々突破。しかし、ともちゃんは、それほどでもない部分でツルッとずり落ちてしまった。ザイルがなければ40m近くスッテンコロリンのところだ。
ここからは、しばらく美しいナメだ。登山道が横切ると、斜瀑をひとつ越える。やがて明るい空が開けると、20m斜瀑。頑張れば行けるレベルだが、シャワークライムになるので、ここは右岸の捨て縄を頼って巻いた。
最後に小さな釜のある5mをへつりでこなす。釜の上に伸びた木の枝には、モリアオガエルの泡卵が鈴なりになっていた。
登山道が、右岸すぐにきているので、それを下る。短い距離だが、メリハリがあって、そこそこ楽しめる渓谷だった。もとの廃線跡に出て、武田尾温泉マルキ旅館で怪しい岩窟風呂に入って、めでたしめでたし。
明日から、試験付き3泊4日のスキルアップ研修に入るというのに、今日もメいっぱい、遊んでしまった。
武田尾駅へ行く林道は、地図ではつながっているのに、実際にはゲートが閉まっていて寸止めを食らう。仕方なく迂回して、15分の遅刻。電車で来ていたノッポさんW邉君は、たった独りでかなり不安な思いで待っていてくれた、ごめんネ。
駅前の有料駐車場に駐車。身支度を整え、廃線跡へ。トンネルを2つくぐると、すぐに西ノ谷の出合。ハイキング道の入口から沢に絡む。初めは退屈な流れが続く。するとMr.Dash、なんてことない所で足場が崩れ、前方に転倒。左手を冷静についたのはいいが、ちょっと皮がめくれた。ああ、痛い痛い。アホらしいところでケガするもんだ。やっぱり手袋ははめておこう。
ここからは、へつりの練習をしながら楽しく遡る。最初の滝らしい滝(10m)が見えた。ちょっと脆そうなので、ともちゃんが左側を大巻きして先にトップロープを設置しに行く。ところが待てど暮らせどコールがない。これはおかしい。高巻き中に、何か事故でも?
一声もなく、姿も見えないまま待ち時間が20分。これはダメだ。Mr.Dashも、高巻きを決意。登り終えると、滝のかなり上部を上流方向へ向かうともちゃんを発見。聞けば、ビレイ地点を探していたら、スズメバチが自分の30cm横をホバリングしていて、眼が合ったそうで、それで逃げていたという。これでこの滝はオシマイ。
涼やかな斜瀑をいくつか過ごすと、連瀑帯だ。最初の2、3の滝をフリーで軽快にこなす。いや、爽快!そう思って右に視線を転じれば、そこにはさらに素晴らしい大滝があった。桜滝だ。昨日の雨で、水量も申し分ない。右岸からとりつく。普段は水が少ないのだろう。ホールドはヌメっている。途中で右へトラバースしながら高度を稼ぐ。最後は滑りやすい岩盤を再び左へよじ登る。
立ち木にセルフビレイをとって、ひと安心。こからザイルダウンしたら、ちょうど30mキッカリであった。ノッポさんW邉君はそのリーチを存分に活かし、余裕をもって登ってくる。粗さはあるが、ちょっとやれば、Mr.Dashより上手くなるだろう。ともちゃんも、ここは余裕。
桜滝はまだ続いていて、上部10mはMr.Dashもザイルをつけて、ともちゃんにビレイしてもらって先に上がる。そして2人を引き上げる。ノッポさんW邉君はホールドの遠い中央ルートを悠々突破。しかし、ともちゃんは、それほどでもない部分でツルッとずり落ちてしまった。ザイルがなければ40m近くスッテンコロリンのところだ。
ここからは、しばらく美しいナメだ。登山道が横切ると、斜瀑をひとつ越える。やがて明るい空が開けると、20m斜瀑。頑張れば行けるレベルだが、シャワークライムになるので、ここは右岸の捨て縄を頼って巻いた。
最後に小さな釜のある5mをへつりでこなす。釜の上に伸びた木の枝には、モリアオガエルの泡卵が鈴なりになっていた。
登山道が、右岸すぐにきているので、それを下る。短い距離だが、メリハリがあって、そこそこ楽しめる渓谷だった。もとの廃線跡に出て、武田尾温泉マルキ旅館で怪しい岩窟風呂に入って、めでたしめでたし。
明日から、試験付き3泊4日のスキルアップ研修に入るというのに、今日もメいっぱい、遊んでしまった。