■メイン写真
高取城の本丸広場の東端からは、「関西のマッターホルン」高見山が見える。
■今回のコース
壺阪山駅→町の駅「城跡(きせき)」→札ノ辻→砂防公園→猿石→国見櫓→高取山(三角点、本丸)→
五百羅漢→壺阪寺→札ノ辻→壺阪山駅
M社の登山ツアーのガイドとして、高取城址を案内してきた。
Mr.Dashにとってはトークネタ満載のコースだ。
城下町・土佐の街並みを見ながら。
この立派な医院の門構え。藩主下屋敷の門を移築したものだ。
高取町は「薬の町」でもある。小さな資料館もある。
札ノ辻の児童公園には、高取城から高取小学校を経て移築された松ノ門がある。
この日はたまたま、高取町の町長選挙の投票日。ここが投票所になっていた。
この10月、現職の植村町長の死去による選挙で、新人2人の一騎打ちだ。
ちなみに植村家は、江戸時代から明治の廃藩まで高取城主だった。
それからもずっと高取町を治めてこられたというわけだ。すごい。
その植村家の長屋門。なまこ壁が美しい県の重要文化財。
現在も植村家の住居である。これまたすごい。
ふる里農道を渡れば、城下町の雰囲気はなくなり、のどかな農村風景に変わる。
砂防公園を経て、黒門跡を過ぎるとすっかりスギ植林の山道になるが、
かつての登城ルート「大手道」である。
たまに解説板が立っていて、その場所のザックリした内容を知ることができる。
だいたい、先にトークしてしまうのだが。
七曲りから坂が険しくなってくる。
一升坂。
城の普請のとき、この急坂を登り石材を運ぶ人夫に、米一升を加増したことが由来。
飛鳥の栢森へ続く分岐におかれているのは「猿石」。
飛鳥にあるもう一体の猿石と同様、もともと明日香村平田から掘り出され、
高取城築城の際に石垣材として選ぶ途中にこの場所に置かれたとされる。
さすがに石垣にするのをためらったか。でも、いい標識になっていると思う。
国見櫓からは大和盆地、大和三山、二上山などが一望できる。
さすが「国見」の名に恥じない絶景だ。
しだいに立派な石垣が出てくるようになる。
かなりの樹齢のスギも見られる。
南北朝時代に越智氏が砦を建造したころから、歴史を見続けてきたのだろうか。
本丸直下。現在の石垣の威容は、主に江戸時代序盤の城主、本多宇治によるものだ。
その後、本田氏に嫡子ができず、旗本だった植村氏が城主になるが、2万5千石の
大名としては例外的に大規模な城である。
樹齢700年といわれるスギ、「芙蓉姫」。
高取城の天守跡に到着。三角点があり、高取山の頂上でもある。
西側が開け、金剛山が正面に見える。
昼食を済ませて、M社製品のPRをひと通りトークしてから下山にかかる。
後半の見どころは、五百羅漢。
江戸時代序盤の作でと言われる。真夜中に見たら怖いだろうな。
よく見ると斜めを向いた顔、横向きの顔もあって、なかなか面白いのである。
壷阪寺まで下りてきた。
あとは谷道を下りて、ふたたび土佐の街並みに戻る。
観光案内所でめいめいお土産を買う。楽しい秋の歴史ウォークはあっという間に
思えた。
高取城の本丸広場の東端からは、「関西のマッターホルン」高見山が見える。
■今回のコース
壺阪山駅→町の駅「城跡(きせき)」→札ノ辻→砂防公園→猿石→国見櫓→高取山(三角点、本丸)→
五百羅漢→壺阪寺→札ノ辻→壺阪山駅
M社の登山ツアーのガイドとして、高取城址を案内してきた。
Mr.Dashにとってはトークネタ満載のコースだ。
城下町・土佐の街並みを見ながら。
この立派な医院の門構え。藩主下屋敷の門を移築したものだ。
高取町は「薬の町」でもある。小さな資料館もある。
札ノ辻の児童公園には、高取城から高取小学校を経て移築された松ノ門がある。
この日はたまたま、高取町の町長選挙の投票日。ここが投票所になっていた。
この10月、現職の植村町長の死去による選挙で、新人2人の一騎打ちだ。
ちなみに植村家は、江戸時代から明治の廃藩まで高取城主だった。
それからもずっと高取町を治めてこられたというわけだ。すごい。
その植村家の長屋門。なまこ壁が美しい県の重要文化財。
現在も植村家の住居である。これまたすごい。
ふる里農道を渡れば、城下町の雰囲気はなくなり、のどかな農村風景に変わる。
砂防公園を経て、黒門跡を過ぎるとすっかりスギ植林の山道になるが、
かつての登城ルート「大手道」である。
たまに解説板が立っていて、その場所のザックリした内容を知ることができる。
だいたい、先にトークしてしまうのだが。
七曲りから坂が険しくなってくる。
一升坂。
城の普請のとき、この急坂を登り石材を運ぶ人夫に、米一升を加増したことが由来。
飛鳥の栢森へ続く分岐におかれているのは「猿石」。
飛鳥にあるもう一体の猿石と同様、もともと明日香村平田から掘り出され、
高取城築城の際に石垣材として選ぶ途中にこの場所に置かれたとされる。
さすがに石垣にするのをためらったか。でも、いい標識になっていると思う。
国見櫓からは大和盆地、大和三山、二上山などが一望できる。
さすが「国見」の名に恥じない絶景だ。
しだいに立派な石垣が出てくるようになる。
かなりの樹齢のスギも見られる。
南北朝時代に越智氏が砦を建造したころから、歴史を見続けてきたのだろうか。
本丸直下。現在の石垣の威容は、主に江戸時代序盤の城主、本多宇治によるものだ。
その後、本田氏に嫡子ができず、旗本だった植村氏が城主になるが、2万5千石の
大名としては例外的に大規模な城である。
樹齢700年といわれるスギ、「芙蓉姫」。
高取城の天守跡に到着。三角点があり、高取山の頂上でもある。
西側が開け、金剛山が正面に見える。
昼食を済ませて、M社製品のPRをひと通りトークしてから下山にかかる。
後半の見どころは、五百羅漢。
江戸時代序盤の作でと言われる。真夜中に見たら怖いだろうな。
よく見ると斜めを向いた顔、横向きの顔もあって、なかなか面白いのである。
壷阪寺まで下りてきた。
あとは谷道を下りて、ふたたび土佐の街並みに戻る。
観光案内所でめいめいお土産を買う。楽しい秋の歴史ウォークはあっという間に
思えた。