Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年5月22日(火) 曽爾の秘峰・紅ヶ岳のヤセ尾根と新緑に遊ぶ!

2018年05月23日 | 山登りの記録
■メイン写真
2つ目の岩場(30m)ではフィックスロープにプルージックで登っていただく


■今回のコース
瓜ヶ久保⇒登山口→岩場→炭焼き窯跡1→炭焼き窯跡2→紅ヶ岳→国見山→
P809→中山峠→林道出合→登山口⇒お亀の湯

※前回の記録は、「ここをクリック」!!

紅ヶ岳。曽爾にある山の中でもマイナーさはトップクラスだろう。
登山地図にも赤線は引かれず、ガイド本にも出てこないこの山は、前半はヤセ尾根の急登、
後半は分かりにくい尾根をルートファインディングしながらたどっていく、距離は短いが
心躍らせる山なのである。

新緑が美しいこの季節に、登山教室でくり出した。

すぐ隣で植林の伐採作業が続く中、チェーンソーを持った兄ちゃんに駐車許可をとって、
少し離れた場所にクルマを停めた。



いきなりの急登。
はじめは植林の中を、とにかく高度を稼ぐのみだ。



やがてヤセ尾根に1つ目の岩場が現れる。決して難しい場所ではないのだが、
仮に足を滑らせて横に落ちてしまうとえらいことになりそうなので、全員に
ヘルメット、ハーネスを着用していただき、一人ずつ確保しながら引き上げる。



雨宿りができそうな岩屋の前を通る。



3段70mとされる中山滝の下部の滝が見える。
いつかこの沢も遡行してみたいものだ。



2つ目の岩場は長さ約30m。その上部からちらっと向こうの山が見える。



この岩場は何度か屈曲するので、引き上げには向かないため、ロープをフィックスし
皆さんにはプルージックで自己確保して登ってもらった。



息もつかせぬ急登の途中に、少しだけ平らなところがあり、そこに炭焼き窯の跡が残る。



ギンリョウソウがみられた。



よくわからないキノコも。



まだ緑色が浅い木の葉に太陽の光が通り抜けていく。



もう一ヶ所、炭焼き窯の跡があるが、ここには炭と、金属製の、炭を掬う道具のような
ものが散乱していた。



紅ヶ岳の山頂には、ちょうど昼頃に着いた。



あー、なんて気持ちがいいんだ。展望には恵まれないピークだが、時を忘れる森林浴が
楽しめる、静かな場所だ。



恒例の記念写真。



ほんの少し歩くだけで、国見山に着く。
曽爾村には、屏風岩の奥に、よく知られた同名の山(標高1009m)がある。
こちらのほうは、かつて三国山とも呼ばれ、大和、伊賀、伊勢三国の境界となる。



ここから先は、急登もなく、だらんとした地形が続く、ルートファインディングの世界。
踏み跡は定かではないが、自分が信じた尾根を、自分が信じて歩く。



中山峠へ下るところで、新たに作業林道ができていた。
周囲は間伐されたばかりのヒノキの香りがたちこめていた。



中山峠も片側が間伐され、薄暗かった峠は光が差し込むようになった。



あとは沢沿いの道(すぐ舗装道になる)を下るだけ。
水の気配。アカガエルの鳴き声と、イトトンボ。



タニウツギ。他にはガクウツギやウノハナウツギ等も咲いていた。



もとの林道に舞い戻る。青いキャタピラ車からユンボで木材が運び出されていた。

下山後はお楽しみ、曽爾高原の温泉「お亀の湯」へ。
ヌルヌルのお湯にとぷっと浸かって、今日の〆。


※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!

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