
2:30。いよいよペンダントハットを出発だ。
軽くストレッチ。ヘッ電を点けて、登山者たちの行列に加わる。
制度上、どのパーティも同時間帯に行動を始めるので、登山道は渋滞する。
しかし、このことが歩行ペースを緩め、高山病を防ぎ、
暗闇での道迷いなど無用の遭難事故を防いでいるともいえる。
他パーティーの現地ガイドも目の届く範囲で、他の登山者を励ましたりもする。

しばらくは樹林帯を行くが、1時間も歩くと森林限界となる。
スラブ帯の斜面に太いロープが張られている。
ガイドは、それを持って登れというが、何人もの登山者がゴボウ同然で
テンションをかけているので、極力、岩角をつかんで登るようにした。
満月に近い月が明るく岩盤を照らす。
4:30、サヤサヤ小屋着。最後のトイレがある。
以前訪れたときは、床が抜けかけた廃屋同然の小屋で、殆ど泊まれないとの
ことだったが、今はここで登山証を提示する関所のような役割になっている。
公衆電話も2つ設置されていて驚いた。
一枚岩を歩き続け、さらに1時間。
ドンキーイヤーの背後の空が色づいてきた。

前回は雨の中、ドンキーイヤーすら見えなかっただけに、感動もひとしおだ。
セント・ジョーンズ・ピークの向こうに残り月。なぜかV字型に割れた珍しい空。

皆、このあたりの雄大な光景に胸を打たれ、写真撮影タイム。
実は今日は、「ヴィア・フェラータ」ロウズ・ピーク・サーキットの入口3776m地点に
7:30までに着かなければならない。
また、初級コースの3人は、サヤサヤ小屋に8:00までに到着せねばならないのだ。
少し遅れ気味。既に宇宙人I村さんの歩みはおぼつかなく、ペースアップは不可能。
ゴッドマザーO坂さんも、とうとう遅れ始めた。
しかし、時間がない。ロウズ・ピーク・サーキットを予定しているメンバーは先に行く。
Mr.Dash、ともちゃんは完全に調子が上がっていて、頂上直下の岩場をスイスイ登る。
あとを、薄い空気に苦しそうなY井氏、Hがしさんが続く。
6:00、最後のコルのところで日の出。なんと美しい。
願わくば山頂から眺めたかったが、山頂は既に異常な混雑であることか見える。

ロウズ・ピークは、朝日を受けて真っ赤に染まった。
そう、このシーンを見るには、頂上にいてはいけないのである。
ちょうどよかった、残り福。

太陽と逆の方向に目をやれば、雄大な大地に、影キナバルが映っていた。

6:15、超満員の最高峰ロウズ・ピークに到着。
ふみちゃんも追いついて到着。
あとの時間が気になり、落ち着いて、記念写真を撮る余裕などまったくない。
ドイツ人パーティの背後から顔を出し、辛うじて証拠写真。
やった、快晴の山頂踏破だ。

前回のキナバルはもとより、キリマンジャロ(タンザニア)でも、
ウィルヘルム山(パプアニューギニア)でもあまり天気がよくなかっただけに
かなり嬉しい。
軽くストレッチ。ヘッ電を点けて、登山者たちの行列に加わる。
制度上、どのパーティも同時間帯に行動を始めるので、登山道は渋滞する。
しかし、このことが歩行ペースを緩め、高山病を防ぎ、
暗闇での道迷いなど無用の遭難事故を防いでいるともいえる。
他パーティーの現地ガイドも目の届く範囲で、他の登山者を励ましたりもする。

しばらくは樹林帯を行くが、1時間も歩くと森林限界となる。
スラブ帯の斜面に太いロープが張られている。
ガイドは、それを持って登れというが、何人もの登山者がゴボウ同然で
テンションをかけているので、極力、岩角をつかんで登るようにした。
満月に近い月が明るく岩盤を照らす。
4:30、サヤサヤ小屋着。最後のトイレがある。
以前訪れたときは、床が抜けかけた廃屋同然の小屋で、殆ど泊まれないとの
ことだったが、今はここで登山証を提示する関所のような役割になっている。
公衆電話も2つ設置されていて驚いた。
一枚岩を歩き続け、さらに1時間。
ドンキーイヤーの背後の空が色づいてきた。

前回は雨の中、ドンキーイヤーすら見えなかっただけに、感動もひとしおだ。
セント・ジョーンズ・ピークの向こうに残り月。なぜかV字型に割れた珍しい空。

皆、このあたりの雄大な光景に胸を打たれ、写真撮影タイム。
実は今日は、「ヴィア・フェラータ」ロウズ・ピーク・サーキットの入口3776m地点に
7:30までに着かなければならない。
また、初級コースの3人は、サヤサヤ小屋に8:00までに到着せねばならないのだ。
少し遅れ気味。既に宇宙人I村さんの歩みはおぼつかなく、ペースアップは不可能。
ゴッドマザーO坂さんも、とうとう遅れ始めた。
しかし、時間がない。ロウズ・ピーク・サーキットを予定しているメンバーは先に行く。
Mr.Dash、ともちゃんは完全に調子が上がっていて、頂上直下の岩場をスイスイ登る。
あとを、薄い空気に苦しそうなY井氏、Hがしさんが続く。
6:00、最後のコルのところで日の出。なんと美しい。
願わくば山頂から眺めたかったが、山頂は既に異常な混雑であることか見える。

ロウズ・ピークは、朝日を受けて真っ赤に染まった。
そう、このシーンを見るには、頂上にいてはいけないのである。
ちょうどよかった、残り福。

太陽と逆の方向に目をやれば、雄大な大地に、影キナバルが映っていた。

6:15、超満員の最高峰ロウズ・ピークに到着。
ふみちゃんも追いついて到着。
あとの時間が気になり、落ち着いて、記念写真を撮る余裕などまったくない。
ドイツ人パーティの背後から顔を出し、辛うじて証拠写真。
やった、快晴の山頂踏破だ。

前回のキナバルはもとより、キリマンジャロ(タンザニア)でも、
ウィルヘルム山(パプアニューギニア)でもあまり天気がよくなかっただけに
かなり嬉しい。