Mr.Dashのぶろぐ館

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2018年1月20日(土) 鞍馬寺から貴船へ、台風被害明けの奥の院越え

2018年01月22日 | 山登りの記録
■メイン写真
奥の院への参道は通れるように応急処置済だが、あちこちに大きな倒木が残る


■今回のコース
鞍馬駅→鞍馬寺→奥の院→貴船→貴船口駅


昨年10月に2週続けて台風に見舞われた近畿地方。
中でも京都北山の被害はけっこう大きく、あちこちで倒木、谷道の崩壊などがみられた。

鞍馬寺から奥の院を越えて貴船に下りるルートも、しばらく通行止めになっていたが
昨年11月末に応急処置が完了し、“開通”していたので、今回、様子を見にいってきた。



鞍馬駅前の大天狗。2017年1月15日の大雪で、鼻が根元から折れてしまったのだが、
あれから1年。成形手術は成功したようだ。



鞍馬寺の山門。拝観料を支払って奥へ。
宝亀元年(770)、唐招提寺の鑑真の高弟である鑑禎上人が、夢のお告げと白馬の導きにより
鞍馬山に登るが、鬼女に襲われる。それを助けてくれた毘沙門天を祀り、草庵を結んだのが
縁起である。



樹齢800年の大杉がある。存在感は抜群。



樹高17mのカゴノキの古木。これはすごい。



参道はずっとこんな石段。
「日本一短い鉄道」とも言われるケーブルカーには今回、乗らず。



金堂に到着。
鞍馬手には有名なお寺だけに、いろいろ歴史上のエピソードが残っている。
紫式部は、源氏物語の若紫巻で、光源氏は、若紫(最愛の女性・紫上の少女時代)と、この
寺(北山のなにがし寺)で出会う。



金堂の左手から、奥の院へ続く道を進む。冬季閉館中の霊宝殿、牛若丸息次ぎの水を経て、
義経公背比石に着く。
鞍馬山は、源義経(牛若丸)が修行した山としても知られている。
7歳頃に鞍馬寺に入山し、16歳で鞍馬寺を出て、奥州平泉に移ったという。



「木の根道」と名付けられた参道。納得。



このあたりから倒木が目立ち始める。奥に見えているのは大杉権現社。
杉やモミなどの、かなり太い立派な古木がバンバン倒れていて心が痛んだ。



大杉権現社の裏手にある大杉は、既に枯死しているが、見上げると、ちょうど
てっぺんに太陽が出ていた。なんとも神々しい。



僧正ヶ谷にある義経堂。
牛若丸は、昼間は由岐神社の上手にあった東光坊で仏道修行し、夜は、ここ僧正ヶ谷で
天狗に兵法を授けられたというという。



このあたりも倒木だらけ。ものすごい惨状。通れるようにチェーンソーで切って
あるが、木そのものは放置されたままなので、痛々しさはハンパじゃない。



奥の院に到着。
鞍馬寺の主な建築物は無事だったようで、まさに大杉権現社~僧正ヶ谷~奥の院あたりの
古木が、身体を張って寺を守ったように感じた。



貴船へ下る道。



下の方の、比較的若い植林も荒れていた。



西門に下りてきた。



橋を渡って、貴船の舗装道に出た。



昨年11月上旬は、ここで通行止めになっていたのだ。

(この日の山旅は、まだ続く)


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