■メイン写真
雨のため、花びらが閉じてしまっていたベニバナヤマシャクヤク
■今回のコース
観音峰登山口→観音の水→第一展望台→大塔宮鉱山の坑口→観音平→観音峰展望台→
観音峰→(往路を戻る)→観音の岩屋→観音峰登山口
朝、集合した近鉄下市口駅は雨がぱらついていた。
雨雲レーダーをみると、天川村はちょうど激しい雨の最中。
この日は、みたらい渓谷から歩行スタートする予定だったが、
滝道を避ける判断をし、観音峰登山口から観音峰を往復することにした。
観音峰登山口で、あれ、きれいなお姉ちゃんがいるなと思ったら、仲間のガイドの
Kさんだった。プライベートガイドだという。
この時期、観音峰には珍しいベニバナヤマシャクヤクが咲く。お目あてのハイカーが
集中する時期である。
雨はなんとか止んだ。吊橋を渡り、登山スタート。
天気予報では暑くなると言っていたが、この時点で19度と涼しい。
コアジサイが見頃。単調なスギの植林帯も、この季節は彩がある。
観音の水。おいしい湧き水。洋式トイレの便座じゃないよ(笑)。
第一展望台は、今では樹木が茂ってほとんど展望を楽しめなくなった。
ただ、小休止に最適な場所であることには違いない。
やがて少し平らな場所に出る。コンクリートの古い遺構は、かつてこの付近にあった
大塔宮鉱山の関連施設であるようだ。磁鉄鉱などが産出され、索道で、現在の吉野口駅
近くまで運ばれて行ったというから驚きだ。
登山道からわずか30mほど外れたところにある横穴の坑道跡。
4mほどで落盤しているので、奥がどうなっているかはわからない。
ほとんどのハイカーが気づかずに通り過ぎてしまうのは、もったいない近代遺跡だ。
観音平の休憩所。背後のカエデ林が美しいところ。
石灰岩とコケがきれい。
そのあとは一気に急登を行く。
到着した観音峰展望台。
稲村ヶ岳も弥山も雲に隠れてしまっていた。金剛山はハツキリ見えたので、
大阪のほうは天気はそんなに悪くないようだ。
ベニバナヤマシャクヤクはちょうど旬を迎えていたが、残念ながら雨の影響で
花びらはすべて閉じてしまっていた。
ショックだったのは、ベニバナヤマシャクヤク群落を侵食しつつある
外来種のジキタリスが、かなりの勢力で花をつけていたことだ。
展望台で引き返すハイカーも多い数、我々は山頂を目指す。
すぐのところに、新しい作業林道ができていた。
近々、伐採作業が行われるのだろう。
林床にみつけたギンリョウソウ。
1285mピークを越え、いったん下って、再び登り返す。
約1270mのところで、ふたたび作業林道を横切っていた。
全体像が分からないが、そこそこ大規模な印象を受けた。
観音峰山頂。北側は植林、南側は自然林である。
この静かな頂で、ランチタイム。気温は15度で、風も強かったので寒いくらいだ。
下山を開始してしばらくすると、とうとう雨が降ってきた。
観音平付近のヤマシャクヤク(こちらは白い花のほうで、既に種子になっている)も
雨に濡れている。
観音の岩屋に立ち寄る。
後醍醐天皇の皇子・護良親王が吉野の戦に敗れ、天川に逃げた際に匿われたと
いう岩屋である。ヘッ電で内部を照らしたら、コウモリが慌てて飛び立った。
内部には役行者像、観音像、不動明王像が安置されている。
登山口に戻ったら、雨は上がり、なんと部分的に青空まで出始めた。
まあ、こういう日もある。
帰りに道の駅・黒滝で、それぞれ小腹を満たしたり、お土産を買ったり、
今回もアフター登山を楽しんだ。
雨のため、花びらが閉じてしまっていたベニバナヤマシャクヤク
■今回のコース
観音峰登山口→観音の水→第一展望台→大塔宮鉱山の坑口→観音平→観音峰展望台→
観音峰→(往路を戻る)→観音の岩屋→観音峰登山口
朝、集合した近鉄下市口駅は雨がぱらついていた。
雨雲レーダーをみると、天川村はちょうど激しい雨の最中。
この日は、みたらい渓谷から歩行スタートする予定だったが、
滝道を避ける判断をし、観音峰登山口から観音峰を往復することにした。
観音峰登山口で、あれ、きれいなお姉ちゃんがいるなと思ったら、仲間のガイドの
Kさんだった。プライベートガイドだという。
この時期、観音峰には珍しいベニバナヤマシャクヤクが咲く。お目あてのハイカーが
集中する時期である。
雨はなんとか止んだ。吊橋を渡り、登山スタート。
天気予報では暑くなると言っていたが、この時点で19度と涼しい。
コアジサイが見頃。単調なスギの植林帯も、この季節は彩がある。
観音の水。おいしい湧き水。洋式トイレの便座じゃないよ(笑)。
第一展望台は、今では樹木が茂ってほとんど展望を楽しめなくなった。
ただ、小休止に最適な場所であることには違いない。
やがて少し平らな場所に出る。コンクリートの古い遺構は、かつてこの付近にあった
大塔宮鉱山の関連施設であるようだ。磁鉄鉱などが産出され、索道で、現在の吉野口駅
近くまで運ばれて行ったというから驚きだ。
登山道からわずか30mほど外れたところにある横穴の坑道跡。
4mほどで落盤しているので、奥がどうなっているかはわからない。
ほとんどのハイカーが気づかずに通り過ぎてしまうのは、もったいない近代遺跡だ。
観音平の休憩所。背後のカエデ林が美しいところ。
石灰岩とコケがきれい。
そのあとは一気に急登を行く。
到着した観音峰展望台。
稲村ヶ岳も弥山も雲に隠れてしまっていた。金剛山はハツキリ見えたので、
大阪のほうは天気はそんなに悪くないようだ。
ベニバナヤマシャクヤクはちょうど旬を迎えていたが、残念ながら雨の影響で
花びらはすべて閉じてしまっていた。
ショックだったのは、ベニバナヤマシャクヤク群落を侵食しつつある
外来種のジキタリスが、かなりの勢力で花をつけていたことだ。
展望台で引き返すハイカーも多い数、我々は山頂を目指す。
すぐのところに、新しい作業林道ができていた。
近々、伐採作業が行われるのだろう。
林床にみつけたギンリョウソウ。
1285mピークを越え、いったん下って、再び登り返す。
約1270mのところで、ふたたび作業林道を横切っていた。
全体像が分からないが、そこそこ大規模な印象を受けた。
観音峰山頂。北側は植林、南側は自然林である。
この静かな頂で、ランチタイム。気温は15度で、風も強かったので寒いくらいだ。
下山を開始してしばらくすると、とうとう雨が降ってきた。
観音平付近のヤマシャクヤク(こちらは白い花のほうで、既に種子になっている)も
雨に濡れている。
観音の岩屋に立ち寄る。
後醍醐天皇の皇子・護良親王が吉野の戦に敗れ、天川に逃げた際に匿われたと
いう岩屋である。ヘッ電で内部を照らしたら、コウモリが慌てて飛び立った。
内部には役行者像、観音像、不動明王像が安置されている。
登山口に戻ったら、雨は上がり、なんと部分的に青空まで出始めた。
まあ、こういう日もある。
帰りに道の駅・黒滝で、それぞれ小腹を満たしたり、お土産を買ったり、
今回もアフター登山を楽しんだ。