Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2008年4月13日(日)大峰・大天井ヶ岳~四寸岩山~高原山

2008年04月15日 | 山登りの記録
4月の例会山行は、海外出張帰りのⅠ川さんがCL、自称下市名誉町民のK谷さんがSLで
体験参加の2名を加えた14名となった。
Ⅰ川さんが、わざわざ下見までして選定したルートは、五番関~大天井ヶ岳~四寸岩山~
高原山~福源寺の縦走コース。元々、南アルプスを縦走闊歩していたⅠ川さんらしい。
車を予め福源寺に回しておく。

五番関トンネル横からの急登は、いつ行っても息が切れる。しかし、登り切った稜線の
北側(右側)のブナ林が好きだ。ただ、今はまだ芽吹いておらず、昨年の落ち葉が地面を
覆っているのみだ。樹間越しに山上ヶ岳方面を見ると、まだ雪がかなり残っている様子。
こちらの稜線でも、北側斜面には時折、谷筋に融け残った雪を見つけることができた。

大天井ヶ岳からは奥駈道を北上する。目指す四寸岩山は、案外遠くに見える。
モノレール軌道につかず離れず、急坂を下りる。ブナの落ち葉が斜面にたまり、
足をとられやすい。小さな祠のある好展望の台地状の緩斜面からは、四寸岩山の
なだらかな両肩が印象的だ。



植林帯を下り、二蔵宿に着く。アクリル板の祠に不動明王がおわす。なかなかユニーク。

ここで昼食にする。ラーメン、おにぎり、コンビニ弁当、菓子パンと、メンバー
それぞれの個性が出る。Mr.Dashのキムチ春雨スープは、結構ガーリッキーな
味で、皆、臭くなかったかな~。

道中ずっと、Ⅰ川さんが先頭を歩く。2番手に部で一番の若手、M瀬ちゃん。続いて
M瀬ちゃんの紹介で体験参加しているCH君。彼は中国出身の30歳。なかなか
爽やかな印象で、しかも頭が切れ、体力もある。いや、すばらしい。

舗装林道を横切り、しばらくするとメンバーの歓声。路傍のコナラの朽木に、どうも
シイタケらしきキノコがたくさん立派に生えていたのだ。ニオイをかぐが、どう考えても
シイタケ。しかし、キノコだけは油断がならないのでそのままにしておいた。

足摺宿を経て、やがて左側が伐採で開けた尾根へ。すぐ四寸岩山の平らなピークに着く。
まったく地味な山頂で、三角点がかわいそうなくらいだ。


ここから奥駈道をはずれ、東の支稜に入る。古ぼけた黄色のテープだけが目印。
Ⅰ川さんが下見をしてくれていなかったら発見も難しかっただろう。

途中、白い石英質の岩石がゴロゴロする奇妙な小ピークを越える。1125mピークを
過ぎると、あとは植林の退屈な尾根道だ。高原山は山名表示がなかった。「これかな?」と
ニセピークと疑っているうちに通り過ぎてしまって残念。植林中の露岩の小ピークが
おそらくそれだ。

突然、「フンギャー」という叫び声が山中をこだました。慌てて振り返ると、
下り傾斜のところでポチK本さんが転倒、柔道の前回り受身のように身体が
一回転するのが見えた。あまりに美しい円弧を描いていたので怪我はなかった模様。
かつて鈴鹿で2回転半の転倒という離れ業を演じたポチK本さんならではの
名演技。一同、9.8の高得点を出す。それにしても崖でこれをやってたら
命はない。山では、たとえ少々スリップしても、こけないことが基本中の基本である。

ほどなく、M瀬ちゃんが密かに転倒したが、こちらは膝を微妙に斜めに折って、
ちょこんと尻餅をついていたので、かわいいから許す。
これはセクハラではなく、単なるエコヒイキだ。

いよいよ雨が降り始めた。暗い植林の中をグングン高度を下げる。植林のおかげで、
逆に雨に濡れにくい。16:10頃、雨足が激しくなり始めた頃に、福源寺に
たどり着いた。もう少し遅かったら、全員、濡れネズミだったろう。


帰りは下市名誉町民の名誉度をさらに高めるため、下市温泉に入る。
結構、汗をかいていた上に身体が冷えていたようで、かなりキモチよかった。

ところで今回、N尾クンが鉄アレイを6キロ分、ザックに入れてボッカ訓練を
していた。いやぁ、がんばるなぁ。ただ、鉄アレイは役に立たない。
次回はMr.Dashの荷物を全部持ってもらおうっと。


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