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■メイン写真
天下台山の展望台からは、大海原が見渡せる
■今回のコース
岩屋谷公園駐車場→那波野墓地登山口→とんび岩→烏帽子岩→天下台山→
水戸神社奥宮→獅子岩→天下台山→東尾根コース分岐→馬場坂分岐→
野瀬奥山→雄鷹台山→五六見山(仏ヶ台山)→柏公園登山口→ホテル万葉岬
相生の山は初めて登る。もとより低山しかないが、海に近い絶景の山が多いはず。
期待感に胸躍らせて臨んだ。
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クルマで岩屋谷公園駐車場に送ってもらう。
岩屋池(人工池)の下流に作られた公園だ。
散歩をする地元の方が多い。聞けば、天下台山へ毎日登山をしている人も
いらっしゃるという。
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公園から北北西へ少し戻る感じに細い道に入る。那波野墓地の小さな標識が
北尾根コースの登山口だ。
すぐに尾根筋に取り付き、固定ロープの急斜面から送電線鉄塔下に出ると、
相生の町が一望できる。

ここからすぐのとんび岩からも、相生の町が手に取るようだ。
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身体を反転させて岩の上に乗ると、相生市の市章が印象的な岩谷池が眼下に望める。
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とんび岩は、上に載っていると気づかないが、実はこんな感じでせり出している。
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少し先の岩場で振り向けば、とんび岩の全容に驚かされる。

登山道は稜線を忠実に続く。続いて烏帽子岩だ。あまり大きくないが、西側の
眺めが良い。
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今回歩いたルート上、唯一のクサリ場。たいしたことはない。
もう一度、送電線鉄塔下をくぐると、西からの参道に出合う。
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ここはまず左折し、天下台山の山頂に向かう。
三角点、ベンチ、展望台があり、瀬戸内海のワイドビューが得られる。
小豆島、家島諸島、晴れれば淡路島、明石海峡大橋も見えるようだ。
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参道を戻って、水戸神社奥宮に立ち寄る。
自然の大岩の形状に巧妙に沿って造られた神殿だ。
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天下台山の西側を巻くように作られた遊歩道をとり、獅子岩に寄り道。
近くで見ても獅子には見えず、反対側のトラバース道から見たら
狛犬の背中のように見えた。
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天下台山の山頂に舞い戻り、東尾根コースの分岐を馬場坂方面に右折する。
馬場坂の4つ辻を直進すれば、左側はダイセル化学の敷地となり、有刺鉄線の
柵が延々と続く。

ここから野瀬奥山へのルートは、シダとサルトリイバラ等の強烈なブッシュに
悩まされることになる。
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ダイセル化学の高い標識が立つだけの野瀬奥山。展望なし。
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少し進んだ尾根道から、次の雄鷹台山を定める。ヤブは続く。
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たつの市南部の海岸沿いに数キロにわたって東西に横たわる御津アルプス。
その最高峰がこの雄鷹台山。最高峰と言っても標高は310mしかない。
ここからは御津アルプスの縦走路になるから、ようやくヤブから解放される
と考えたが、甘かった。

アルプス稜線を西へたどる。はじめは灌木帯の中を赤テープを追う。
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ふと見ると、海がすぐ眼下に。大浦、室津漁港だ。牡蠣養殖の筏が多数浮かぶ。
こんな眺めがずっと続くものだと思っていたが、いやいや。
引き続き、シダやササ、イバラ、背の低いサカキなどのヤブが続く。
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野瀬集落への分岐。久しぶりの標識である。
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ともちゃんがススキのヤブの中から、小鳥の巣(の跡)らしきものを発見。
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今回、計画している最後のピーク、五六見山(仏ヶ台山)に寄り道する。
縦走路から10分ほど北西に入る。その途中から、瀬戸内海の眺めが得られる。
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五六見山(仏ヶ台山)の山頂は雑然としたヤブの中。三角点がある。
雑記帳のボックスが立ち木に掛けられており、ノートには2006年から
書き込みが続いている。

縦走路に戻る途中、朝から歩いてきた野瀬奥山尾根を見通す。
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縦走路に戻ってからも断続的なヤブコギだ。
なにやら気配を感じ、ズボンを見たら、マダニが何匹も貼り付いていた。うわぁ。
この後も、チョット歩いたら数匹がくっつくので、立ち止まっては念入りに
除去するのを繰り返す。冬でこれだから、他の季節に立ち入ると大変なことだろう。

ぐんぐん標高を下げ、P186て間南に進路を変えると、2枚の反射板が
向かい合う小ピークに出た。
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一気に柏登山口へ。国道250号線に出る。
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柏公園でやっと人心地。
万葉の岬口バス停から1km、万葉岬のてっぺんにあるホテル万葉荘に入る。
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小豆島が間近に見える。
この夜は両親と、牡蠣づくしの料理に舌鼓。
明石ブルワリー製の白龍(ペーロン)ビールも美味。
そう。相生はペーロン祭りでも知られている。

翌朝は快晴に恵まれた。
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すぐ南側にある、つばき園から見た家島諸島。
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空にはトンビがのんびり滑空。
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雄大な景色に心を和ませていたら、向こうから相生市のゆるキャラ、
「ど根性 大根 大ちゃん」が歩いてきた!
たまたま、TVロケがあるとのことだったが、驚いた。
今回のルートは、序盤の天下台山まではすばらしい低山ハイクが
楽しめるが、中盤以降はひどいブッシュに耐え続けなければならず、
海に沿っているのに期待したほど眺めが得られないことから、
誰かを誘ってまで行こうとは思えない。
しかし、これも自分で歩いてみて初めて分かること。
そういう意味では収穫だった。
天下台山の展望台からは、大海原が見渡せる
■今回のコース
岩屋谷公園駐車場→那波野墓地登山口→とんび岩→烏帽子岩→天下台山→
水戸神社奥宮→獅子岩→天下台山→東尾根コース分岐→馬場坂分岐→
野瀬奥山→雄鷹台山→五六見山(仏ヶ台山)→柏公園登山口→ホテル万葉岬
相生の山は初めて登る。もとより低山しかないが、海に近い絶景の山が多いはず。
期待感に胸躍らせて臨んだ。
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クルマで岩屋谷公園駐車場に送ってもらう。
岩屋池(人工池)の下流に作られた公園だ。
散歩をする地元の方が多い。聞けば、天下台山へ毎日登山をしている人も
いらっしゃるという。
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公園から北北西へ少し戻る感じに細い道に入る。那波野墓地の小さな標識が
北尾根コースの登山口だ。
すぐに尾根筋に取り付き、固定ロープの急斜面から送電線鉄塔下に出ると、
相生の町が一望できる。
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ここからすぐのとんび岩からも、相生の町が手に取るようだ。
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身体を反転させて岩の上に乗ると、相生市の市章が印象的な岩谷池が眼下に望める。
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とんび岩は、上に載っていると気づかないが、実はこんな感じでせり出している。
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少し先の岩場で振り向けば、とんび岩の全容に驚かされる。
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登山道は稜線を忠実に続く。続いて烏帽子岩だ。あまり大きくないが、西側の
眺めが良い。
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今回歩いたルート上、唯一のクサリ場。たいしたことはない。
もう一度、送電線鉄塔下をくぐると、西からの参道に出合う。
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ここはまず左折し、天下台山の山頂に向かう。
三角点、ベンチ、展望台があり、瀬戸内海のワイドビューが得られる。
小豆島、家島諸島、晴れれば淡路島、明石海峡大橋も見えるようだ。
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参道を戻って、水戸神社奥宮に立ち寄る。
自然の大岩の形状に巧妙に沿って造られた神殿だ。
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天下台山の西側を巻くように作られた遊歩道をとり、獅子岩に寄り道。
近くで見ても獅子には見えず、反対側のトラバース道から見たら
狛犬の背中のように見えた。
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天下台山の山頂に舞い戻り、東尾根コースの分岐を馬場坂方面に右折する。
馬場坂の4つ辻を直進すれば、左側はダイセル化学の敷地となり、有刺鉄線の
柵が延々と続く。
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ここから野瀬奥山へのルートは、シダとサルトリイバラ等の強烈なブッシュに
悩まされることになる。
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ダイセル化学の高い標識が立つだけの野瀬奥山。展望なし。
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少し進んだ尾根道から、次の雄鷹台山を定める。ヤブは続く。
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たつの市南部の海岸沿いに数キロにわたって東西に横たわる御津アルプス。
その最高峰がこの雄鷹台山。最高峰と言っても標高は310mしかない。
ここからは御津アルプスの縦走路になるから、ようやくヤブから解放される
と考えたが、甘かった。
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アルプス稜線を西へたどる。はじめは灌木帯の中を赤テープを追う。
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ふと見ると、海がすぐ眼下に。大浦、室津漁港だ。牡蠣養殖の筏が多数浮かぶ。
こんな眺めがずっと続くものだと思っていたが、いやいや。
引き続き、シダやササ、イバラ、背の低いサカキなどのヤブが続く。
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野瀬集落への分岐。久しぶりの標識である。
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ともちゃんがススキのヤブの中から、小鳥の巣(の跡)らしきものを発見。
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今回、計画している最後のピーク、五六見山(仏ヶ台山)に寄り道する。
縦走路から10分ほど北西に入る。その途中から、瀬戸内海の眺めが得られる。
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五六見山(仏ヶ台山)の山頂は雑然としたヤブの中。三角点がある。
雑記帳のボックスが立ち木に掛けられており、ノートには2006年から
書き込みが続いている。
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縦走路に戻る途中、朝から歩いてきた野瀬奥山尾根を見通す。
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縦走路に戻ってからも断続的なヤブコギだ。
なにやら気配を感じ、ズボンを見たら、マダニが何匹も貼り付いていた。うわぁ。
この後も、チョット歩いたら数匹がくっつくので、立ち止まっては念入りに
除去するのを繰り返す。冬でこれだから、他の季節に立ち入ると大変なことだろう。
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ぐんぐん標高を下げ、P186て間南に進路を変えると、2枚の反射板が
向かい合う小ピークに出た。
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一気に柏登山口へ。国道250号線に出る。
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柏公園でやっと人心地。
万葉の岬口バス停から1km、万葉岬のてっぺんにあるホテル万葉荘に入る。
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小豆島が間近に見える。
この夜は両親と、牡蠣づくしの料理に舌鼓。
明石ブルワリー製の白龍(ペーロン)ビールも美味。
そう。相生はペーロン祭りでも知られている。
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すぐ南側にある、つばき園から見た家島諸島。
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空にはトンビがのんびり滑空。
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雄大な景色に心を和ませていたら、向こうから相生市のゆるキャラ、
「ど根性 大根 大ちゃん」が歩いてきた!
たまたま、TVロケがあるとのことだったが、驚いた。
今回のルートは、序盤の天下台山まではすばらしい低山ハイクが
楽しめるが、中盤以降はひどいブッシュに耐え続けなければならず、
海に沿っているのに期待したほど眺めが得られないことから、
誰かを誘ってまで行こうとは思えない。
しかし、これも自分で歩いてみて初めて分かること。
そういう意味では収穫だった。