MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

実直な人

2006年09月04日 | 木曜日のボール

録画でサウジ戦を観ていると、どこからともなくクマの彷徨が聞こえてくる。

この声は、いつか聞いた声。
点けっ放しのテレビから聞こえる、そのあまりの大音量に、眼が覚めた声だ。
大熊清がU-19の監督だった時の実話だ。マジ、夜中に起きたんだから^^

現在、オシムの下で代表コーチをしている。監督の代わりに“声”担当だ。
相変わらす、異様なほど声が通る。
ベンチ・リポーターの必要がない。大熊のデカい声で指示が全部分かるからだ。

オシムの難解なメソッドを選手に聞かれると、知ったかぶりせずにいったん保留。
わざわざオシムに聞き直してから、再び選手に伝えるんだそうだ。
これね、なかなかできないヨ。
ロクでもない“見栄”で身動き取れなくなるのが普通だ。

ワールドカップ準決勝、フランス対ポルトガルの大熊の解説・・・
ジダンが2点目を決めるシーン

「ないですよ、ないです いやっ いやっ いやぁぁ~~」

解説を解説すると、“ないです”というのはオフサイドがないの意味で、
“いやっ”は、嫌なんじゃなくて、ジダンのゴールに感嘆!している“いやっ”

 ※顔が見たい人はこちら→大熊 清


生涯最後のゴール

2006年09月04日 | ポンコツ作家部

  鶴城クラブ 2-3 東芝タンガロイ

                9/3 テルモ・グラウンド

 鶴城クラブ

GK ヨーコー・オノ
DF ネスネスタ・ヤマモト
   ヨーダ・ヨダダヨ
   トシオハ・トシオ
MF スモール・リトル (イイヒトダ・カズヒデ)
   モーヒトリーノ・ナイトウ
   ウナギノ・シミズ (クーボ・サンチェス)
   ディエゴ・レッツダイエット・カワスミ
   ティーチャ・タッチャビッチ
FW リョコーノ・コシイシ
   タケシ・ドカターノ

 会場のテルモは、ヴァンフォーレも練習に使っている芝生のグラウンドだ。
目にもまぶしい緑のピッチの上は、最高に気持ちがいい。

んんんがぁ、暑いんじゃ!
しかも、キックオフは12時10分だ!!
1試合プレーした後、笛を吹く審判は・・・死相が浮かんでいるぞ

ただ救いは、カラっとしていることだ。
盆地特有のジメジメジメジトジトジト感はない。
チョベリグッ! マンモス・うれピー

 試合経過は・・・いい試合でした。終わりかいっ

開始早々、ハーフライン付近のFKを、ネスネスタ・ヤマモトが直接狙いにいく。
ボールは青い青い空に美しい放物線を描き、ゴールに吸い込まれていく。

 強豪タンガロイに一歩も引かず、前半はこのままリードを保つか、
と、思われた矢先、痛恨の失点をキッス。チュ

完全なオフサイドだったが、
暑さで人間ではなくなっていた審判が見逃す。

 1-1で後半へ

 肉離れが完治していないウナギノ・シミズに代わり・・・
ついにクーボ・サンチェス登場!(私のことね^^)

直後、DFの裏へ、ディエゴからロングパスが来る。
私の動き出しの速さは柳沢も真っ青だ。

ただ、ろくなアップもしないまま、いきなり30メートルダッシュとは!
コントロールできるはずもなく・・・トホホ

 相手の2点目、3点目の記憶は定かではないが、
中盤でのパスミスをかっさらわれてそのまま、というパターンだ。

後半の後半は、両チームともヘロヘロだ。
いつの間にか、イイヒトダ・カズヒデがピッチ上にいて、
スモール・リトルがテントの下でバックれて涼んでいる。

ちなみに、テントは相手チームのものだが、
他に日陰がないので、間借りしたのだ。
だから、タンガロイは敵であると同時に、大家さんでもあるのだ。

 1-3でこのまま終了か? と、誰もが思いだした時・・・

タケシ・ドカターノが右サイドを突破する。

ゴール前に、トシオハ・トシオとクーボ・サンチェスがつめる。

「タケーシ! マイナスー! コイッ!」

センタリングと思わせ、ここ10年見たこともない切り返しで前へ

DFをぶっちぎり、ゴールラインを割る寸前・・・

奇跡のようなセンタリングが来る!

ニアへトシオハ・トシオが飛び込む

DFともつれ、つぶれるが・・・ボールはゴール前にこぼれてくる

・・・2-3でゲームは終わった。

 あのシュートは柳沢でも外さないだろう。
タケシ・ドカターノの頭を1発ド突きにいく^^

チームメイトが手を差し伸べてくれる。
ホント、うれしいものだ。

私にとって、生涯最後になるかもしれない公式戦のゴールは
おもっきり“ごっつぁんゴール”だった。

“生涯最後”というのは、別に大げさでもなんでもなく
年齢的に当たり前のことで、次にゴールできる根拠などどこにもない。

 だから、どんなヘボいゴールでも、やたら嬉しいのだ。
ディエゴ・カワスミが言ってくれた・・・

「“ごっつぁん”だろうが、そこにいたってことが凄いすヨ」

泣けること言うなぁ、体型に似合わず^^

・・・そんな日曜日だったわけさ。