佐川急便が空を飛んだ日

2012年03月18日 | 飛行機
佐川急便の純粋持ち株会社、SGホールディングスに
かつてギャラクシーエアラインという会社がありました。

この会社は2005年に佐川急便の完全子会社として設立され
のちにSgh設立にともなって、佐川急便とともに
その傘下になった会社ですが
当時はまだまだ「飛脚」塗装のイメージが強く
(とはいえ、2000年ごろから、現在の塗装のトラックは走っていた)
”汗臭い”イメージの佐川急便から一変した感じがしました。

チャイナエアで使用していたA300B4-622Rの貨物改造機と
新造のA300F4-622Rの計2機を購入し
羽田、関空、新千歳、那覇を結んでいましたが
2006年10月の就航から2年足らずの2008年9月に運航廃止。
会社設立の2005年からわずか4年の2009年に会社の清算を終了するという
「飛脚便」並みのスピード解散した会社でした。

ちなみに、今日に至るまで日本の航空会社で
中型以上のジェット機を保有し、実際に運航した会社の中で
他の航空会社に吸収や合併をせずに解散した会社は
ギャラクシーエアラインズが唯一かと思われます。
(他はすべてJALまたはANAの大手2社のグループになっている)


現在、佐川急便は飛ぶことを諦め
日本唯一の貨物電車、「スーパーレールカーゴ」をチャーターし
東京貨物ターミナル駅から安治川口までJR貨物によって
佐川急便専用貨物を運行しています。

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