駄菓子屋の話

2014年12月11日 | 徒然
子供の頃、近所に駄菓子屋があった。
小学校低学年くらいの足で回れる圏内に
4件あった記憶がある。

1件は「おまけや」って呼んでいた。
近所に2つある小学校のうち
母の母校の小学校の路地裏にあった(気がする)。

もう1件は古くからある道の途中。

あとの2件は教会のある道の途中にあった。

私は地元の小学校ではなかったから
初めてその店に行ったのは
祖父か母に連れて行ってもらったんだと思う。

我々の世代では駄菓子屋は子どもたちの社交場だった。

地元の小学校に通っていない私は
本来ならば仲間はずれになる。
幸い、「おまけや」以外は2・3の小学校から
ちょうど中間にあるような場所だったからか
疎外感を味わった事はない。

まぁ、近所の塾には通っていたから
同じ町会の子とは親交があったんだけど。


最近、「おまけや」があったと記憶する道が
マンション建設の恩恵で拡張された。
暗くて少しジメっとした道は高層マンションの
白い壁に照らされる明るく広い道になった。

あの頃食べた「ラメック」や「モロッコヨーグルト(現・モロッコヨーグル)」、
今食べるどんな高級な、例えば和光や凮月堂の菓子よりも
何百倍も何億倍も旨かった気がする。
コメント
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