成田山新勝寺薬師堂

2018年05月05日 | 千葉のお散歩
成田山薬師堂は、もともと新勝寺境内にあった1655年(明暦元年)建立の旧本堂で
江戸時代末期(嘉永・安政年間)に現在の飛び地に移された御堂です。

平成二十三年から2年がかりで修復作業が行われたこの薬師堂は
初代市川團十郎(以下 団十郎)が子授祈願をし、成就させた縁から
団十郎家が「成田屋」の屋号を名跡とするようになった御堂です。

もともと初代団十郎の父、堀越重蔵は成田近傍の出身であり
その縁から祈願をしたとされています。
祈願成就の報謝に、山村座で「成田不動明王山」を演じたところ
大向うから「成田山」の声が掛かり、これが歌舞伎における屋号の最初になりました。

以降、「成田屋」は市川宗家の屋号となり、現在に至るまで
市川団十郎、市川海老蔵と成田山の関係は続いています。






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