代々木公園の雑木林

2018年05月12日 | 東京のお散歩
代々木公園は、明治時代以降帝國陸軍の練兵場だった場所に
戦後、米空軍の兵舎や家族用住宅「ワシントンハイツ」が造られ
昭和三十九年に返還された際に、国立競技場やNHKとともに
その跡地に作られた公園です。


西門近くにはすり鉢状の地形が残されていて、その植生から
ここがもともと湿地帯である様子もうかがえます。

確かに古地図によれば、ここには池があり、おそらく湧水を溜めたのち
渋谷川(河骨川)へ流れ込んでいたものと思われます。


(奥に池があった)



(すり鉢地形の縁から底を望む)


公園の南西側は、その他のエリアと異なり、芝生の広場ではなく
雑木林が広がっていますが、この辺りに米軍住宅が建ち並んでいました。

五十年という月日は、森を育てるには十分なようです。


(この辺りには60年ほど前に団地が並んでいた)

コメント
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