訃報

2005年11月04日 | 徒然
去る10月25日、私の恩師の一人である
福田真久(眞空)国士舘大学名誉教授が、ご逝去されました。
70歳でした。
私は、書道と中国文学、特に演劇を専門に研究していましたが、
同時に俳諧や短歌に深く興味を持っていたため、
福田先生には、「天の川連句会」などを通して大変お世話になりました。
句会やシンポジウムなどでご一緒させていただいたことが、
昨日のように思い出されます。
きっと、先生は天の川の星になられたんだと思っています。


この場を借りて、ご冥福をお祈り申し上げます。
先生、ありがとうございました。そして、おつかれさまでした。

合掌
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寝台特急「北陸」 その2

2005年11月04日 | 
夜汽車の車窓に映る 都会の灯りは
通勤電車の窓からみるそれとは まったく異次元だった

流れるように去ってゆく 原色のネオンサイン
ホームにたたずむ人々の 疲れた表情  羨望のまなざし
おそらく 普段の私の姿が そこにある

列車の最後尾 赤いテールランプと オレンジ色のマークの
ほのかな明かりを 2条のレールに映しながら
北へ北へと ひた走る
ここは 私だけの特等席
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寝台特急「北陸」

2005年11月03日 | 
いつの世も 夜汽車は夢と人生を乗せて 朝に向かって暗闇をひたはしる

上野発23時03分  特急「北陸」 金沢行き
8両編成の青い車体をくねらせながら ホームに滑り込んでくる

最盛期には この駅から夜行列車は何本も ひっきりなしに発車していた
しかし 今 この駅から出る夜行列車は わずかに6本
JR東日本の看板列車「カシオペア」と2本の「北斗星」
新幹線が新たに開通するたびにルートが変わった青森行きの「あけぼの」
数少ない急行列車「能登」 そして特急「北陸」


ホームでは 別れを惜しむ人  写真をとる人が さまざまな表情をみせる
列車に乗る人たちのかばんには いろいろな思いが詰まっている

発車のベルが鳴る
23時03分 定刻  
青い列車は 軽い衝撃を残して 静かに走り出した

・・・つづく
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いまのきもち

2005年11月03日 | 徒然
ひとはなぜ 恋をするのだろう

ひとはなぜ 死をおそれるのだろう

ひとはなぜ 悲しむのだろう

ひとはなぜ 泣くのだろう


いつも 笑顔でいたいから

こどものころに かえりたい

うしなってしまった こころを

とりもどすための

くすりをわたしに 1つください
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11月の風と光に包まれて

2005年11月02日 | 徒然
ハロウィンが終わり11月に入ると、街はもうクリスマスへのプロローグ。
ライトアップされた街路樹やお店の飾りが、少し冷たい風の中に輝いている。

どこまでも澄み切った青い空が茜色に染まる頃、人々は家路を急ぐ。

東京という雑多な街。人はこの街に感情はないと言う。
しかし、彩り鮮やかな街の灯りは、空や雲と同じように、その季節によって
様々な表情を見せてくれる。
自然が生み出した風景ではないけれど、だから尚更、感傷的に瞳に映る。
都会の夜景は、初冬が一番美しいと思う。

透き通った風の中に輝く光。冬の衣装を纏った人たち。

東京という街が、とても美しく感じる季節です。
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シリーズ化か?台湾日記

2005年11月01日 | 
写真は迪化街。漢方薬や漢方食材のお店が並んでます。

春節の前夜、この街はすごい賑わいを見せます。
そう、ここは台北の御徒町。
正月用品などを売る露天が建ち並びます。
よく、日本の観光ガイドブックには、
「旧正月前後はどのお店も閉まっています」なんて書いてますが、
大嘘です。たしかに普通の商店は休んでます。
しかしここは観光立国。ここぞとばかりにどのお店も大売出し!

友人のマンションを出て、脇の公園を右に曲がって徒歩数分、
この迪化街の入り口があります。
人ごみに圧倒されながら、中へ入っていきます。
お菓子は正月飾りなどが、ランプに照らされて色とりどりに輝いています。
私は、こんな風景が好きです。
春節は、まだ寒く人恋しい時期ですが、こんな風景が
異国の徒の私の心を、暖かくしてくれました。

ある冬の思い出です。
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