前回、VOX の コンボアンプ DA20 を VOX の Nutubu ヘッドアンプMV50 のキャビネットスピーカー代わりにゲットしたため、家にあるコンボアンプが、
「Fender Frontman 15G」
「Fender MUSTANG I (V2)」
の、都合3台になってしまいました(ヘッドアンプMV50を含めると4台)。
うちの相方からは、1つ買ったら、1つ処分するよう強く言われているので、はたと困ってしまいました。
「Frontman 15G」は、時間ができれば、ハードオフに持っていくつもりはあったのですが、これがなかなか実行できないでいました。
また、「MUSTANG I (V2)」は久々につかってみたところ、モデリングアンプとして非常に高機能で、Fender のオールドアンプで 54 storato をならしてみたいとう欲求を満たすには捨てがたいものがあります。
ということで、家の中から機能を減らさず、面積だけを減らすという、新着想に挑むことにしました。
Youtube を見ると、コンボアンプをヘッドアンプとして使う動画が結構上がっています。
それも、 「Frontman 15G」を使っている人が何人かいました。値段も手ごろだし、改造して失敗してもそれほど心が痛まないということでしょうか。
Convert solid state amp into a head - DIY
でも、「Frontman 15G」は、ハードオフに嫁がせて、いくらかでもの足しにしようかとの計画でしたし、現在もそれほどの面積を占有しているわけではないので、わざわざ改造しなくても.....。
「MUSTANG I (V2)」のほうは、機能は素晴らしい(やっぱり本家だけあって、歴代Fender アンプのモデリングはさすがだと思います)のですが、VOXのアンプと並べて、わざわざ、両方をつなぎ変えて鳴らせてみるというのは、使い方として現実味がありません。
ということで、機能を生かして、面積を減らす対象を、「MUSTANG I (V2)」にしました。ちょっと、もったいないけど仕方ないです。
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Youtube の皆さんは、丸のこで水平にぶった切って、ただ接着剤でくっつけるという力業に出ている方がほとんどですが、うちには電動丸鋸もないし、日本人代表(誰が決めたんだ!!)としての技術を見せたいということで、普通の「のこぎり」で、ジコジコ切り離す代わりに、あとで見栄え良く加工できるように、外側のカバーやスピーカーのサランネットを剥がしながらの、丁寧な切断加工をしました。
ヘッドアンプとして活用するために、スピーカーにつながっていた配線を、外につなげるよう、コードを取り付けようかと思ったのですが、許容インピーダンスがインターネットで、どう調べても分かりませんでした。
おそらく8Ωのスピーカー1基を駆動していたとことから(これもスピーカーに表示がありませんでしたが、8Ωであることはなんとかインターネットに情報がありました)、VOXの4Ωの改造キャビネットとは相性が悪いことは想像できます。
そこで、結局キャビネットとはMUSTANGのPHONE端子からVOXのAUX端子を通じてつなげることにしました(いわば、エフェクターのアンプシミュレーターとしての活用ですね)。
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で、アンプからの配線ですが、そのままでは、抵抗無しの状態となりアンプに負荷がかかって壊れる可能性もあるとの話もあるので(真空管でないので、余裕はあるとのことですが)、この間取り換えたカーステレオのスピーカー(4Ω)を直列(8Ω)でつなげ、モニタースピーカ的にも使えるようにしました。
ということで、こつこつと、丁寧にやっていたら、1週間ぐらいかかってしまいましたが、やっと完成しました。
どうですか、この職人技!!
同じビニール革製のコーナープロテクターまで自作しました。
面積的には、60パーセント減ぐらいの節約になったでしょうか。
裏側も、まるで、プロダクションメイドそのままの出来です(自画自賛) 。
これ、もしかしたら、ブティックアンプとして売れるかも....。
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