世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

夢実現への軌跡(2) -LIVE-

2006年09月25日 | 
アリゾナ州のSEDONAという町にいた。今から三年ほど前。
その夜、薄汚いモーテルのベッドの上で僕はなかなか寝付けなかった。
ぼんやりと染みだらけの天井を眺めた。
「フッ」となにかが閃いた。ストーリーだった。
枕もとのスタンドのライトを点け、傍らのペンとノートを取った。
思いつくままに書き込む。

日本人の女子大生と中年アメリカ人男性のラブストーリー。
年の差30以上。さあ、どうやって結び付けようか。
ノート5~6枚。軽い興奮とともに朝を迎えた。
大まかな粗筋が出来ていた。

数週間後、日本に帰ってワープロに向かった。案の定2~3ページで行き詰る。

それから二年が経った。
ちょうど一年ほど前、突然、「書きたい!」という衝動に駆られた。
一ヶ月間で一気に書き上げた。400字詰め原稿用紙250枚ほど。
一端の小説家気取りだった。