世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

近頃の大人たちは・・・・・・

2008年05月08日 | 社会
国際交流会館のボランティアの日。

8キロの道のりをチャリで行った。

高騰したガソリン代を節約するためだ。



その帰り、ある光景に遭遇した。

夕方6時過ぎ、通勤帰りのバスを待つ十数人の人たちに紛れて、制服姿の女子高生がいた。

その手にはナント、タバコ。

その瞬間、持ち前の正義感と言うか、おせっかいオヤジ魂と言うものがメラメラと燃え上がった。

「あんた、高校生だろ?」

無言で否定しない彼女。

「ダメじゃないかタバコなんか吸ってたら」

「・・・・・・」

依然無言で逃げようとする。

「コラ、!逃げんじゃない!」

バスを待っている周りの大人は、誰一人シランプリ。

むしろ関わりを避けようとしているようだ。

「どこの高校だ? 名前は?」

ボクは矢継ぎ早に訊く。

「・・・・・・」

「大人をなめたらアカンで!」

なぜか、関西弁で怒鳴る。



写真を撮ったがご覧のとおり。

その間、十数人のバスを待つ大人たちは全員、我関せず、を決め込んでいた。



子供たちが悪いんじゃない。

そういう風にさせてしまう周りの大人たちが、問題なのだ。

ボクは、ホントは彼女より周りの大人たちを叱りたかった。

無関心は、憎しみよりも罪深い。



彼女たちは、親や周りの人たちの愛を必要としている。


必ずしも、彼らに「希望」や「夢」がないのではない。

実際は 「愛」に飢えているのだ。