世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

なぜベトナム人は太らないのか

2013年05月27日 | 国際
ベトナム人は男女とも総じて小柄だ。

ベトナム人に限らず、アジア人は皆小柄だが。


だが、最近世界的に肥満が増えている。

そんなな中でベトナム人は以前として昔の体型を保っている。


それは何故なのか?


大きいのは、やはり食べ物のせいだろう。

ベトナム料理はすべからくバランスが取れている。


特に野菜だ。

ハーブ系が多く、身体に良い。

ここ5年、もう20回以上もこの国を訪れているが

まだ一度もおなかを壊したことがない。


いわゆるTraveller's Diarrhea (旅行者がかかる下痢)にはなったことがない。



特異なのは、ファーストフード店が極端に少ないことだ。


マクドナルドが進出していない珍しい国の一つでもあるだ。

ケンタッキーチキンやロッテリアはあるが。


それにコンビニがない。

大型のショッピングモールもない。


いわゆる昔ながらの家族による商店経営で成り立っている。

だから空きテナントもほとんどない。


これはいまどきの新興国としては考えられないことだ。




一方、対照的なのはフィリピンだろう。

やたらと肥満が多い。


これはアメリカ文化が浸透し、

ファーストフード店やコンビニがやたらと多いことが原因と考えられる。




ベトナムは、アメリカナイズされていないところが素晴らしい。


外国人観光客もヨーロッパからが圧倒的で、アメリカ人はほとんどいない。


これはベトナム戦争の傷跡が根強く残っているからではないか。

アメリカ人にとってはいまだにトラウマなのだ。

イラクやアフガニスタンもそうなっているだろうが。


日本が中国で歓迎されないように、

ベトナム、特に北ではあまり歓迎されないのかもしれない。


それ以上にアメリカ人が敬遠しているようだ。




また、民族衣装のアオザイもが一役買っているようだ。


体系がスリムでないと似合わない。

一部太り気味の中高年も見受けられるが、極端な肥満は全く見ない。


以下の写真は、たまたま出くわしたある小学校の発表会での風景だ。

とくとアオザイを着たお母さんたちをご覧いただきたい。












それは平均寿命殻も窺える。


東南アジア諸国の平均寿命(2011年)の中では、

シンガポール(82歳)、ブルネイ(77歳)に次いでベトナムは(75歳)3番目に高い。

世界でも200か国の内60番目と上位に食い込んでいる。


タイ、マレーシア(いずれも74歳)より高いのだ。


フィリピンに至っては69歳と低い。


ちなみに中国は76歳、韓国は81歳だ。

もちろん日本は83歳と世界一にある。




そうした意味でも、ベトナムは良い意味で特異稀な国と言える。
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5月26日(日)のつぶやき

2013年05月27日 | 音楽

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