世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

想う気持ち、聴く気持ち

2014年09月12日 | 人間関係
「助けて、かじさん」

深夜にただならぬメッセージ。

「どうした?」と返信。

「仕事が見つからない」



彼女はベトナム人。

笑顔がかわいい明るい子だ。


先月、やっと在留許可が取れてベトナム人の夫の働く東京へ越してきた。

彼女は仕事を探していた。



以前、ボクは彼女にベトナムで仕事を紹介したことがあった。

日本語のできる彼女を、ハノイにある日本人向けの幼稚園で面接を受けさせたのだ。

そして、見事就職できた。

それが縁で彼女の家にも遊びに行って、お父さんにごちそうになったものだ。




ボクは「ベトナム語を教えたら」と提案した。

「うーん、難しい」、とあまり乗り気ではない。


それで東京在住のベトナムに詳しい日本人の方を紹介した。


そしたら、ボクに「助けてくれたね」と、おお喜びする。

「まだ助けてないよ」って言ったら、


「ううん、でも助けたじゃん」だって。

そう解釈してくれたら、ボクも嬉しくなってしまった。



慣れない不安な外国暮らし。

旦那さんと一緒につつましやかに生きる彼女の姿が脳裏に浮かんだ。


でもやっと一緒に暮らせるようになった彼女の幸せそうな笑顔も同時に想像できてうれしかった。


東京での再会を約束している。

その時は、旦那さんとも会える。

彼女の愛する旦那さんはきっと素敵なんだろうな。


ちょっとジェラシーを感じた夜だった。