世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

火の力

2022年02月06日 | ライフスタイル

人類は火と共に生き、

進化してきた。


料理をし、

武器を作り、

電気を起こした。



火を見ていると

人は時に饒舌になり、

時に、寡黙になる。


だが、

火は常に語り掛けてくる。



揺らぎの中に

一瞬たりとも同じ姿を見せない。


変幻自在に形を変え、

その動きを止めようとしない。



それは、

優しくもあり、

獰猛(どうもう)でもある。



そうした火との対話は実に面白い。


語り掛けると

それにこたえるかのように

炎が揺れ、

火の粉を散らす。



火を観ながら

自分に語り掛けることもある。



何をしたいのか?


どうありたいのか?



これまで歩んできた人生が

走馬灯のように炎の中に映し出され

ここまで生きてきた自分を慈しむ。



薪をくべ、

感謝の祈りを捧げる。



いつしか夜も更けていき、

心地よい睡魔に襲われる。









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