ダウンしていたPCが復活した。
初期化したのだ。
当然、データーが、すべて失われる。
なんだか、不思議な気持ちになった。
一種の脱力感というか、虚無感が吹き抜けたかのような。
そして、フト思った。
自分を 「初期化」 したらどうなるのだろうかと。
「B to B (原点に帰る)」、という言葉がある。
壁にぶつかったら、原点に戻って考える。
コレ、常識。
理念では理解できる。
だがどうしても、過程における概念が邪魔をする。
経験、体験を積み重ねて生きている訳で、その過程で、拭っても拭っても消すことの出来ない、染み付いた柵(しがらみ)がこびり付いている。
そう考えると、本来の意味での原点に帰るなんてことは不可能なのだ。
だが、
初期化は違う。
記憶をなくしてしまうのだから。
その、しがらみさえも。
つまり、生まれた状態、赤ちゃん帰りすることなのだ。
穢れのない、無垢な姿を取り戻す。
反面、また一から、勉強をし、経験をつんでいかなければそこからは何も芽生えないし、育たない。
畑や、宅地を更地に戻し、耕し、基礎造りから始めなければならない状態だ。
ゾッとした。
記憶は消したくはない。
特に、いい想い出は。
パソコンの場合、バックアップという便利な方法がある。
CD-ROM に落としたり、USB や 外付けのハードディスクに移行しておくことが出来る。
そして、好きなときに、思い思いの場所で必要なデータのみを取り出して使う。
はたして、人間の脳が、この機能を持ったら、便利? それとも、恐怖?
われわれは、忘却という名のもとに、記憶を適当に消し去っている。
覚えておかなければならないことまで、消え去ってしまうこともしばしばだ。
すべての記憶が消せない少年の話を読んだことがあるが、彼は不幸だった。
だが、都合のいいことばかりではない。
消し去りたい嫌な思い出も残る。
だが、人間にも、自由に消したり、バックアップさせておく方法がある。
それは、また後日。
初期化したのだ。
当然、データーが、すべて失われる。
なんだか、不思議な気持ちになった。
一種の脱力感というか、虚無感が吹き抜けたかのような。
そして、フト思った。
自分を 「初期化」 したらどうなるのだろうかと。
「B to B (原点に帰る)」、という言葉がある。
壁にぶつかったら、原点に戻って考える。
コレ、常識。
理念では理解できる。
だがどうしても、過程における概念が邪魔をする。
経験、体験を積み重ねて生きている訳で、その過程で、拭っても拭っても消すことの出来ない、染み付いた柵(しがらみ)がこびり付いている。
そう考えると、本来の意味での原点に帰るなんてことは不可能なのだ。
だが、
初期化は違う。
記憶をなくしてしまうのだから。
その、しがらみさえも。
つまり、生まれた状態、赤ちゃん帰りすることなのだ。
穢れのない、無垢な姿を取り戻す。
反面、また一から、勉強をし、経験をつんでいかなければそこからは何も芽生えないし、育たない。
畑や、宅地を更地に戻し、耕し、基礎造りから始めなければならない状態だ。
ゾッとした。
記憶は消したくはない。
特に、いい想い出は。
パソコンの場合、バックアップという便利な方法がある。
CD-ROM に落としたり、USB や 外付けのハードディスクに移行しておくことが出来る。
そして、好きなときに、思い思いの場所で必要なデータのみを取り出して使う。
はたして、人間の脳が、この機能を持ったら、便利? それとも、恐怖?
われわれは、忘却という名のもとに、記憶を適当に消し去っている。
覚えておかなければならないことまで、消え去ってしまうこともしばしばだ。
すべての記憶が消せない少年の話を読んだことがあるが、彼は不幸だった。
だが、都合のいいことばかりではない。
消し去りたい嫌な思い出も残る。
だが、人間にも、自由に消したり、バックアップさせておく方法がある。
それは、また後日。