カンボジア経済

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2011年第1四半期の物価上昇率

2011年05月04日 | 経済
 国家統計庁から発表された今年第一四半期(1月~3月)の物価上昇率(対前年同期比)は、3.6%の上昇となりました。周辺諸国と比較しても、物価上昇率はそれほど高くありません。ベトナムの4月の物価上昇率(対前年同月比)は、17.5%に達しています。
 第1四半期の物価上昇の理由としては、国際マーケットでの価格上昇の影響があります。燃料類は平均で3.08%の上昇です。カンボジアはドル化した開放経済のため、国際価格の波が直撃します。ベトナムなどの周辺国での物価上昇も次第に影響してくるものと見られます。
 2月に入ってから、中東情勢の変動による石油の国際価格上昇があり、プノンペンでもガソリンの値段が上昇しつつあります。1月末の4700リエル/リットルから5月1日現在5200リエル/リットル(1.29ドル、約106円)となっています。まだ、大きく動いていないものの、ニューヨークの国際石油価格は110ドルを突破してきており、今後の国際石油価格の動向から目が離せない状況となっています。
 国際通貨基金(IMF)は2011年の物価上昇率を5.2%と見込んでいます。



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