カンボジア経済

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ミネベアがプノンペン経済特区で起工式

2011年05月26日 | 経済
 プノンペン経済特区で5月24日にミネベアが自社工場(第1棟)の起工式を開催しました。佐藤工業の施工で、今年末までの稼働を目指します。起工式には、黒木雅文日本大使、カンボジア開発評議会ソクチェンダ事務総長、貝沼由久社長他300名が出席しました。
工場の規模は、最終的には敷地面積10ヘクタール、延べ床面積28,000平方メートル、従業員数5000名という大規模なもので、総投資額は50億円を見込んでいます。カンボジアの工場は、労働集約的な製品を製造する拠点として位置づけ、タイやマレーシアの工場から部品の供給を受けて、OA機器や家電・デジタル機器向けの小型モーターを生産します。ミネベアは、これによってアジア地域全体での生産効率向上を目指すとしています。
ミネベアの進出形態は、日本企業がアジアで発展させてきたフラグメンテーション(分業展開)そのものであり、カンボジアがアジア地域の生産体制に組み込まれつつあることを示しています。多くのアジア近隣諸国がたどってきた開発の王道であり、カンボジアの今後の発展が強く期待される局面となってきたことが実感されます。
 写真は工場の完成予想図です(ミネベアの新聞発表より)。

ミネベアの新聞発表
http://www.minebea.co.jp/press/2011/1186036_4117.html


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