カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

東ティモール

2012年02月12日 | 一般
 2002年に独立したばかりの人口100万人ほどの小さな島国です。最近、訪問する機会がありました。独立時と独立後の紛争により傷つきましたが、今は平和で平穏な暮らしが戻ってきていると感じました。
 経済は、石油が出るので、一人当たりGNIが2458ドル(2010年)と高いのですが、石油を除くと農業が主要産業で一人当たりGDPは570ドルとなります。最近は高度成長が続いており、2007年~2011年の5年間の平均成長率(石油を除く)は9.3%に達しています。経済が高度にドル化しているのもカンボジアと似ています。
 カンボジアと比べると、農業が主体で、ひとり当たりGDPがまだ低いものの高度成長が続いている点が似通っています。しかし、カンボジアはタイとベトナムに挟まれた地理的条件が良く、日本企業の進出が進んできていますが、東ティモールには民間企業がどんどん進出する状況にはないことが感じられました。
 首都のディリは、海に面した落ち着いた街で、スーパーマーケットや市場には様々な商品が並んでいました。海沿いに良い雰囲気のホテルや、素敵なレストランもあります。浜辺で魚を焼いてくれる屋台も楽しいです。シンガポールから飛行機で約4時間ですが、のんびり、ゆったりした時間を楽しむには良い国だと思います。

外務省の東ティモールのページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/easttimor/


海岸沿いにレストランが並んでいます。


魚や肉を焼いてくれる屋台です。



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