カンボジア経済

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アジア経済見通し2017春 カンボジア経済は好調続く

2017年04月20日 | 経済
 アジア開発銀行(ADB)は、4月6日に「アジア経済見通し2017年(Asian Development Outlook (ADO) 2017)」を発表しました。
 カンボジア経済は引き続き順調に成長するものと見られ、2017年のGDP成長率は7.1%(前回と変わらず)、2018年7.1%と予測されています。2017年も縫製品・靴の輸出の好調に支えられて、第二次産業は10.8%成長するものと見られます。ブームが続いていた建設業の伸びは若干緩やかになると予測しています。第三次産業は、観光を中心に、6.7%の成長が見込まれます。ただ、観光は近隣諸国、特にミャンマーとの競争が激化しています。海外直接投資については、チャイナプラスワンのトレンドが続いており、カンボジアは受け皿の一つとして好調な流入が続くと見ています。
 物価上昇率は、2017年3.4%(前回3.4%)、2018年3.5%と、当面は安定的に推移するものと予測されています。
 2017年の輸出は11.0%増(前年は9.2%増)と好調が続くと見られます。他方、輸入は9.0%増(前年は6.1%増)に留まると見られます。2016年の経常収支の赤字は対GDP比で10.1%(前年11.1%)ですが、海外直接投資等によって埋め合わされ、外貨準備は2016年12月末時点で67億ドルに達し、輸入の5.5か月分と十分なレベルにあります。
 懸念事項としては、民間向け信用供与(銀行貸付)の急激な増加があります。海外リスク要因としては、欧州経済の鈍化、世界的な金融引き締め、ドル高等が挙げられています。
 政策課題としては、農業の生産性向上を取り上げています。2003年から2012年までの10年間の農業の平均成長率は5.8%でしたが、2013年以降は1.0%程度に著しく低下しています。このため、既存の農産品の生産性向上と、付加価値の高い商品作物へのシフトが必要と指摘しています。

アジア開発銀行のサイト(和文)
https://www.adb.org/ja/news/expanding-economies-asia-deliver-60-global-growth-adb



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