カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の感染者が空港での検査や2回目の検査で発見されており、先々週までに帰国者のうち34名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規感染は54名で、7月26日の保健省発表によれば、累計感染者数は225名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は143名です。なお、新規感染者は、マリの国連平和維持活動から帰国のカンボジア軍人4名、ロシア・エジプトからマレーシア経由で帰国したカンボジア人41名、韓国から帰国のカンボジア人1名、インドネシアから帰国のカンボジア人4名、インドネシアからマレーシア経由で入国したインドネシア人4名等でした。インドネシア及びマレーシアからの航空便での陽性者数が108名に達しているため、保健大臣は、8月1日から両国からの航空便を一時停止する方針です。
カンボジア教育省は、新型コロナ対策が十分と認められる学校20校について、第1陣として8月からの再開を許可する方針です。日本人学校及び日本人補習校もこの第1陣に含まれています。ただ、関係者全員のPCR検査等、様々な対策を完全に実施する必要があるため、詳細は今後決定される見込みです。
カンボジア日本人会とカンボジア日本人商工会は、8月中旬のプノンペン~成田間の臨時便の運航をANAに陳情していましたが、残念ながら実現には至りませんでした。ANAは会社としても大変な時期に、採算がとりにくい便を飛ばすことは難しいとしているものと見られます。
7月22日、日本政府は、ビジネス往来再開第2弾としてカンボジアを含む10カ国(中国・香港・マカオ、韓国、台湾、モンゴル、マレーシア、ブルネイ、カンボジア、ミャンマー、ラオス、シンガポール)との協議を開始する方針を決定しました。日本側の入国規制が緩和されることが期待されます。
カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されていますので、日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/
在カンボジア日本大使館のサイト(カンボジア入国時の防疫措置)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000271.html
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