スン・チャントル公共事業運輸大臣は、カンボジアにとって第2の高速道路となるプノンペンとベトナム国境のバベットを繋ぐ高速道路の起工式を6月にも開催したいと述べました。プノンペン~バベット高速道路は全長135キロメートル、総工費は16億3000万ドル(約2200億円)で、2026年末から27年初めにかけて完成させたいとしています。第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路と同様に、中国交通建設集団(CCCC)傘下の道路・鉄道建設大手、中国路橋工程(CRBC)が建設を請け負うとのことです。なお、建設・運営・管理は、BOT(建設・運営・譲渡)方式で行われる予定で、カンボジア政府は債務を負わない形になるものと見られます。
また、最3の高速道路となる予定のプノンペン~シェムリアップ間の高速道路もフィージビリティ調査が開始されています。この調査も、中国路橋工程(CRBC)が実施するとしています。また、第4の高速道路となるプノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ高速道路についても、今後フィージビリティ調査を行う方針としています。
第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路については、昨年10月の試験開通以来、200日で253万台が利用したとしています。当初1カ月の無料期間を考慮しても、予想を上回る利用台数となっているものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
(写真は、プノンペン~シアヌークビル高速道路)
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また、最3の高速道路となる予定のプノンペン~シェムリアップ間の高速道路もフィージビリティ調査が開始されています。この調査も、中国路橋工程(CRBC)が実施するとしています。また、第4の高速道路となるプノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ高速道路についても、今後フィージビリティ調査を行う方針としています。
第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路については、昨年10月の試験開通以来、200日で253万台が利用したとしています。当初1カ月の無料期間を考慮しても、予想を上回る利用台数となっているものと見られます。
カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
(写真は、プノンペン~シアヌークビル高速道路)
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