カンボジア経済財政省の関税消費税総局の発表によりますと、2024年(1月~12月)のカンボジアからの輸出は、対前年比15.7%増の261億9860万ドル(約4兆610億円)でした。輸入は、18.0%増の285億4535万ドル(約4兆4250億円)でした。
輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年比11.4%増の99億1618万ドル(約1兆5370億円)で、全体の37.9%を占めています。2位はベトナムで21.6%増の36億1555万ドル(シェア13.8%)、3位中国18.4%増17億5012万ドル(シェア6.7%)、4位日本19.8%増14億870万ドル(シェア5.4%)、5位カナダ27.6%増11億990万ドル(シェア4.2%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年比24.6%増の134億3925万ドル(シェア47.1%)、2位ベトナム15.4%増41億6969万ドル(シェア14.6%)、3位タイ18.9%増34億4332万ドル(シェア12.1%)、4位インドネシア1.4%増10億867万ドル(シェア3.5%)、5位シンガポール7.8%減7億9893万ドル(シェア2.8%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比24.4%増の97億9209万ドル(シェア37.4%)、2位旅行用品20.4%増20億5544万ドル(シェア7.8%)、3位穀物11.0%増19億4089万ドル(シェア7.4%)、4位電気部品39.9%減18億8029万ドル(シェア7.2%)、5位履物23.1%増16億8076万ドル(シェア6.4%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品13.6%増38億4786万ドル(シェア13.5%)、2位縫製原料18.6%増30億8109万ドル(シェア10.8%)、3位電気機器23.7%増19億5075万ドル(シェア6.8%)、4位機械32.6%増17億3279万ドル(シェア6.1%)、5位車輛28.3%増17億1732万ドル(シェア6.0%)等です。
品目別輸出で、従来の主力輸出品である縫製品・履物・旅行用品が大きく増加したことが注目されます。他方、日系企業等が製造・輸出している電気部品は大幅減少となっています。また、品目別輸入では、石油製品の輸入金額が増加していること、縫製品の輸出が好調のため縫製原料の輸入が増加していること等が注目されます。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、2023年は主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、逆風を受けました。2024年は縫製品等の従来の主力品目の輸出が大きく回復したことが目立ちますが、輸出品目の多様化と輸出競争力の強化が引き続き重要な課題であると見られます。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
関税消費税総局の統計のサイト(英文です)
https://stats.customs.gov.kh/en
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輸出先を国別にみると、1位は米国で対前年比11.4%増の99億1618万ドル(約1兆5370億円)で、全体の37.9%を占めています。2位はベトナムで21.6%増の36億1555万ドル(シェア13.8%)、3位中国18.4%増17億5012万ドル(シェア6.7%)、4位日本19.8%増14億870万ドル(シェア5.4%)、5位カナダ27.6%増11億990万ドル(シェア4.2%)となっています。輸入は、第1位は中国で対前年比24.6%増の134億3925万ドル(シェア47.1%)、2位ベトナム15.4%増41億6969万ドル(シェア14.6%)、3位タイ18.9%増34億4332万ドル(シェア12.1%)、4位インドネシア1.4%増10億867万ドル(シェア3.5%)、5位シンガポール7.8%減7億9893万ドル(シェア2.8%)となっています。
品目別輸出では、縫製品が第1位で対前年比24.4%増の97億9209万ドル(シェア37.4%)、2位旅行用品20.4%増20億5544万ドル(シェア7.8%)、3位穀物11.0%増19億4089万ドル(シェア7.4%)、4位電気部品39.9%減18億8029万ドル(シェア7.2%)、5位履物23.1%増16億8076万ドル(シェア6.4%)等となっています。品目別輸入は、1位石油製品13.6%増38億4786万ドル(シェア13.5%)、2位縫製原料18.6%増30億8109万ドル(シェア10.8%)、3位電気機器23.7%増19億5075万ドル(シェア6.8%)、4位機械32.6%増17億3279万ドル(シェア6.1%)、5位車輛28.3%増17億1732万ドル(シェア6.0%)等です。
品目別輸出で、従来の主力輸出品である縫製品・履物・旅行用品が大きく増加したことが注目されます。他方、日系企業等が製造・輸出している電気部品は大幅減少となっています。また、品目別輸入では、石油製品の輸入金額が増加していること、縫製品の輸出が好調のため縫製原料の輸入が増加していること等が注目されます。
カンボジアの輸出産業は、新型コロナの影響から予想よりも早く回復してきました。しかし、2023年は主要輸出先の米国・欧州の景気減速等の影響で、逆風を受けました。2024年は縫製品等の従来の主力品目の輸出が大きく回復したことが目立ちますが、輸出品目の多様化と輸出競争力の強化が引き続き重要な課題であると見られます。
(写真は、日本が支援して整備が進められてきたシアヌークビル港)
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