5月29日、国際協力機構(JICA)は、カンボジア政府との間で、「タクマウ上水道拡張計画」を対象として34億2100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。この事業は、プノンペン南部に隣接して人口が急増するタクマウ市において、上水道施設を整備することにより、給水サービスの向上を実現するものです。
タクマウ市では、現在はプノンペン都内の浄水場から配水管を接続し給水を行っています。しかし、プノンペン都及びタクマウ市の急激な人口増加に伴い、水需要が増加しており、既存の浄水場の供給能力のままでは給水が困難になっています。このため、タクマウ市内に市独自の浄水場(浄水処理能力:約3万立方メートル/日)を新規に整備して給水体制を強化し、プノンペン都内の浄水場の負荷を低減するとしています。また、本事業はJICA初の事業・運営権対応型の無償資金協力であり、整備された上水道施設の運営・維持管理にも日本が持つ効率的な運営・維持管理のノウハウが適用されることで、水道料金の引き上げを抑制しつつ、質の高い給水サービスを提供していくことが期待されます。
プノンペンの上水道は、北九州市が20年以上支援を続けており、無収水率の低下等が実現されてきました。本事業の運営管理は、民間事業者がプノンペン上水道公社と契約を通じて事業権を取得することで、施設運営・維持管理、用水供給を行うこととなっていますが、これまでの経験や日本の技術が活用されて、きれいな水が多くの利用者に届くことが期待されます。
(写真は、日本の支援で建設されたプンプレック浄水場)
JICAの発表
https://www.jica.go.jp/press/2020/20200602_10.html
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タクマウ市では、現在はプノンペン都内の浄水場から配水管を接続し給水を行っています。しかし、プノンペン都及びタクマウ市の急激な人口増加に伴い、水需要が増加しており、既存の浄水場の供給能力のままでは給水が困難になっています。このため、タクマウ市内に市独自の浄水場(浄水処理能力:約3万立方メートル/日)を新規に整備して給水体制を強化し、プノンペン都内の浄水場の負荷を低減するとしています。また、本事業はJICA初の事業・運営権対応型の無償資金協力であり、整備された上水道施設の運営・維持管理にも日本が持つ効率的な運営・維持管理のノウハウが適用されることで、水道料金の引き上げを抑制しつつ、質の高い給水サービスを提供していくことが期待されます。
プノンペンの上水道は、北九州市が20年以上支援を続けており、無収水率の低下等が実現されてきました。本事業の運営管理は、民間事業者がプノンペン上水道公社と契約を通じて事業権を取得することで、施設運営・維持管理、用水供給を行うこととなっていますが、これまでの経験や日本の技術が活用されて、きれいな水が多くの利用者に届くことが期待されます。
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