カンボジア経済

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プノンペンロジスティクスコンプレックス 予備調査終了

2020年06月05日 | 経済
 カンボジア公共事業運輸省関係者は、アジア開発銀行(ADB)の支援で実施してきた「プノンペンロジスティクスコンプレックス(PPLC)」の予備調査が完了したと述べています。経済財政省等の関係省庁との協議が完了次第、ADBの支援によるフィージビリティ調査を早急に開始したいとしています。この事業は、ロジスティクスマスタープランの一環となるものです。なお、公共事業運輸省では、この事業を官民パートナーシップ(PPP)で実施したいとしています。
 建設予定地は、鉄道北線と南線が分岐する地点(サムロンクロム地区:98ヘクタール)で、鉄道北線と南線と道路の環状3号線に囲まれたところです。この場所は、もともと、南線でシアヌークビルから運んできたコンテナを積降するコンテナヤードの予定地でした。しかし土地取得問題等で、計画は塩漬けとなっていました。この場所は、鉄道北線と南線に直結する好立地です。また、最近整備された環状3号線によって、国道4号線及び5号線、6号線と直結しています。今後の環状3号線整備によって、国道3号線、更にはシアヌークビルへの高速道路にもつながることが期待されます。
 現在、鉄道南線のコンテナについては、国道4号線に近いドライポートで南線本線上で貨車から積降が行われています。今後のコンテナ輸送の迅速化、低コスト化のためにもプノンペン側の大型コンテナヤードの整備は不可欠であり、フィージビリティ調査の結果を活用して、早期に建設が開始されることが期待されます。



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