カンボジア経済

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中小企業向け成長市場に2社目の新規上場

2022年02月16日 | 経済
 2月10日、カンボジア証券取引所(CSX)の中小企業向け市場「成長市場(Growth Board)」に2社目の上場となるJSランド社(JS Land Plc.)が上場し、取引を開始しました。「成長市場」は、中小企業振興のために、カンボジア証券取引場が開設した市場で、メイン市場よりも緩和された条件で上場することが可能です。
 初日の取引では、1株当たりの公募価格(1900リエル:約55円)を15.8%上回る2200リエルの初値を付け、終値は2420リエルでした。2日目の取引でも、株価は上昇し2660リエルとなっています。IPOと上場はまずまずの成功だったと見られます。
 JSランド社は、2014年創業の不動産デベロッパーで、最近は中所得者向け住宅に力を入れているとのことです。IPO株式数は828万1000株で、IPO価格は1900リエルですので、調達額は約380万ドル(約4億3700万円)となっています。
 カンボジア証券市場は、2020年以降は新型コロナの影響もあって沈滞した状況が続きましたが、市場参加者は昨年春のACLEDA銀行の上場もあって、増加しているものと見られます。2021年の1日当たりの出来高も、23万4628株(対前年比約5倍)、26万9169ドル(対前年比約2.7倍)と大幅に増加しています。
 今回の上場でカンボジアの株式市場に上場している企業数は9社となりました。新規上場により上場企業数が増加していくことは、市場の活性化にも効果があるものと期待されます。また、中小企業の上場の成功は、カンボジアの中小企業に対し直接金融へのアクセスという新たな道を示す効果に加え、情報公開等により企業の信頼性を向上させる効果も見込まれ、カンボジア政府が目指す地場の中小企業の振興にも繋がるものと期待されます。
(写真は、カンボジア証券取引所)

カンボジア証券取引所の発表(英文です)
http://www.csx.com.kh/news/notice/viewPost.do?MNCD=8020&postId=529#.YgWt05bP02w

免責事項
カンボジア総合研究所の記事は、情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。弊研究所は、有価証券価格や為替レート等の上昇または下落について断定的判断を提供することはありません。弊研究所は、本記事の内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではありません。投資にあたっては、お客さまご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。


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