5月7日、プノンペンにて、通関手続きを合理化するためのカンボジア・ナショナル・シングル・ウィンドウ(CNSW)の正式稼働を記念する式典が開催されました。カンボジア・ナショナル・シングル・ウィンドウ(CNSW)は、輸出入の際に必要なライセンス取得の手続きなどをオンライン窓口で一本化することにより通関手続きの簡素化を図るシステムで、全体で13省庁・局が接続されています。
2024年1月1日からは、電子通関システム(ASYCUDA)上での輸出入通関書類の申請が可能になっています。特に、輸入申告から荷物受け入れまでの手続きが、電子システムと書類の併用から、電子システムへの入力とオンライン支払いのみで完結できるようになり、利便性が大きく向上しました。日系物流関係者は「電子通関システムの運用は他国の運用と遜色ないレベルまで改善している」とこの動きを歓迎しています。ASYCUDAとCNSWは2016年から相互接続されていましたが、今回の正式稼働で許認可が必要な品目を輸入または輸出する際、許認可は短期間で完了することが期待されます。
フン・マネット首相は、2028年までに通関手続きの電子化を完了させると宣言しており、長年、日本を含む各国商工会議所からの要望が多かった通関手続きの簡素化と電子化が前進することが期待されます。
(写真は、カンボジア・タイ国境に建設中のストゥンボット国境施設)
カンボジア・ナショナル・シングル・ウィンドウ(CNSW)のサイト
https://nsw.gov.kh/
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2024年1月1日からは、電子通関システム(ASYCUDA)上での輸出入通関書類の申請が可能になっています。特に、輸入申告から荷物受け入れまでの手続きが、電子システムと書類の併用から、電子システムへの入力とオンライン支払いのみで完結できるようになり、利便性が大きく向上しました。日系物流関係者は「電子通関システムの運用は他国の運用と遜色ないレベルまで改善している」とこの動きを歓迎しています。ASYCUDAとCNSWは2016年から相互接続されていましたが、今回の正式稼働で許認可が必要な品目を輸入または輸出する際、許認可は短期間で完了することが期待されます。
フン・マネット首相は、2028年までに通関手続きの電子化を完了させると宣言しており、長年、日本を含む各国商工会議所からの要望が多かった通関手続きの簡素化と電子化が前進することが期待されます。
(写真は、カンボジア・タイ国境に建設中のストゥンボット国境施設)
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