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4月19日、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は、シアヌークビル・ロジスティクスコンプレックスの開発に関連し、カンボジア公共事業運輸省と金融顧問協定を締結したと発表しました。この協定に基づき、国際金融公社は、この事業に関する官民連携 (Public–private partnership:PPP)による実施体制を取りまとめ、カンボジアのPPP法に基づき、民間実施主体の選定のための国際競争入札実施を支援するとしています。民間実施主体は、この事業のための金融、開発、管理運営等をカンボジア政府とのPPP契約の下で実施する予定です。
シアヌークビル・ロジスティクスコンプレックスは、シアヌークビル港を補完する形で、道路、鉄道、空港等を連結する計画です。総額2億ドル程度(約270億円)の規模となる見込みです。2024年の着工を目指すとしています。この事業の実施により、カンボジア唯一の深海港であり、カンボジアのコンテナ取扱量の三分の二を占めるシアヌークビル港を補完して、混雑の解消や貿易の促進に効果を示すことが期待されます。更に、物流コストの引下げや効率向上を通じて、国際競争力の改善や輸出多様化にも貢献することが期待されます。
国際金融公社(IFC)は、2月にプノンペンロジスティクスセンター開発に関連し、カンボジアのWorldBridgeグループ及びシンガポールのYCHグループとも協力協定を締結しています。現在、鉄道南線によりシアヌークビルから運ばれるコンテナについては、国道4号線に近いドライポートにおいて、南線本線上で貨車から積降が行われています。今後のコンテナ輸送の迅速化のためにもプノンペン側でも大型コンテナヤードの整備は不可欠です。協定を活用して、プノンペンとシアヌークビルの双方のロジスティクスセンターが早期に建設されることが期待されます。
(写真は、国際金融公社の発表より)
国際金融公社の発表(英文です)
https://pressroom.ifc.org/all/pages/PressDetail.aspx?ID=27495
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シアヌークビル・ロジスティクスコンプレックスは、シアヌークビル港を補完する形で、道路、鉄道、空港等を連結する計画です。総額2億ドル程度(約270億円)の規模となる見込みです。2024年の着工を目指すとしています。この事業の実施により、カンボジア唯一の深海港であり、カンボジアのコンテナ取扱量の三分の二を占めるシアヌークビル港を補完して、混雑の解消や貿易の促進に効果を示すことが期待されます。更に、物流コストの引下げや効率向上を通じて、国際競争力の改善や輸出多様化にも貢献することが期待されます。
国際金融公社(IFC)は、2月にプノンペンロジスティクスセンター開発に関連し、カンボジアのWorldBridgeグループ及びシンガポールのYCHグループとも協力協定を締結しています。現在、鉄道南線によりシアヌークビルから運ばれるコンテナについては、国道4号線に近いドライポートにおいて、南線本線上で貨車から積降が行われています。今後のコンテナ輸送の迅速化のためにもプノンペン側でも大型コンテナヤードの整備は不可欠です。協定を活用して、プノンペンとシアヌークビルの双方のロジスティクスセンターが早期に建設されることが期待されます。
(写真は、国際金融公社の発表より)
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