6月12日、国家行政改革委員会で議長を務めたフン・マネット首相は、行政改革アクションプランを発表しました。
首相は、「行政改革は、2050年までに高所得国入りを目指すカンボジアのビジョンを達成するための前提条件であり、基本戦略である五角形閃絡の重要な要素である」と述べ、改革を進めていく意欲を示しました。また、行政改革は、成果に繋がる、活力ある強靭な行政システムを構築するために最も不可欠な基盤であるとして、アクションプランに沿って重点施策を実施していくことの意義を強調しました。
具体的には、すべての政府省庁とその他の国家機関に対し、各組織の役割をより明確に定義し、人員配置や昇進を見直し、効率化を図る方法を検討させるとしています。更に、様々な業務のワークフローを整理し、組織ごとに説明責任を明確化するとしています。首相は、こうした改革の結果として、組織の統廃合にも踏み込むとの姿勢を示しました。
カンボジア政府はこれまでも非効率な政府組織の改善を目指して改革を行ってきていますが、大きな成果があったとは言いにくい状況です。また、日本でも同様ですが、政府組織の改革は、既得権益層の反発や、縦割りの構造等でなかなか進まないことも多いものと見られます。こうした中で、首相直轄で行政改革を進める意義は大きいものがあると見られます。今後の展開が期待されます。
(写真は、AKPより)
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首相は、「行政改革は、2050年までに高所得国入りを目指すカンボジアのビジョンを達成するための前提条件であり、基本戦略である五角形閃絡の重要な要素である」と述べ、改革を進めていく意欲を示しました。また、行政改革は、成果に繋がる、活力ある強靭な行政システムを構築するために最も不可欠な基盤であるとして、アクションプランに沿って重点施策を実施していくことの意義を強調しました。
具体的には、すべての政府省庁とその他の国家機関に対し、各組織の役割をより明確に定義し、人員配置や昇進を見直し、効率化を図る方法を検討させるとしています。更に、様々な業務のワークフローを整理し、組織ごとに説明責任を明確化するとしています。首相は、こうした改革の結果として、組織の統廃合にも踏み込むとの姿勢を示しました。
カンボジア政府はこれまでも非効率な政府組織の改善を目指して改革を行ってきていますが、大きな成果があったとは言いにくい状況です。また、日本でも同様ですが、政府組織の改革は、既得権益層の反発や、縦割りの構造等でなかなか進まないことも多いものと見られます。こうした中で、首相直轄で行政改革を進める意義は大きいものがあると見られます。今後の展開が期待されます。
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