縫製品輸出が大幅増

　今年第1四半期の輸出が好調です。輸出は前年同期の7億5660万ドル（約620億円）から49.6％増の11億3000万ドル（930億円）に達しています。このうち、繊維・縫製品は、前年同期の6億7090万ドル（約550億円）から45.5％増の9億6600万ドル（約790億円）となっています。農産品の輸出も好調で、前年同期比238％増の1億1280万ドル（約90億円）となっています。
　輸出増の要因は、世界経済の回復によるところが大きいものとみられていますが、2009年～2010年の不況期の間の地道な生産性向上努力も要因の一つとみられています。

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カンボジアのゴムをブリヂストンタイヤに売り込み

　新聞報道によりますと、カンボジア製のゴムについて、ブリヂストンタイヤが輸入を検討中とのことです。カンボジア側によりますと、ブリヂストンからの品質要求、特に輸送条件が厳しく、現在交渉中とのことです。カンボジア・コンポンチャム州産のゴムは輸出の際にベトナムを経由しますが、国境でコンテナや包装を開梱されて品質低下を招いていることが問題とされています。そのため、カンボジアはベトナムにも国境通関の改善を求めているとしています。
　カンボジアからのゴム輸出は、今年第１四半期（１月～3月）は大幅な増加となっています。金額ベースでは前年同期の1800万ドル（約15億円）から、205％増の5500万ドル（約45億円）に達しています。数量ベースでも前年同期比65.8％増の11822トンとなっています。

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2011年第1四半期の物価上昇率

　国家統計庁から発表された今年第一四半期（1月～3月）の物価上昇率（対前年同期比）は、3.6％の上昇となりました。周辺諸国と比較しても、物価上昇率はそれほど高くありません。ベトナムの4月の物価上昇率（対前年同月比）は、17.5％に達しています。
　第1四半期の物価上昇の理由としては、国際マーケットでの価格上昇の影響があります。燃料類は平均で3.08％の上昇です。カンボジアはドル化した開放経済のため、国際価格の波が直撃します。ベトナムなどの周辺国での物価上昇も次第に影響してくるものと見られます。
　2月に入ってから、中東情勢の変動による石油の国際価格上昇があり、プノンペンでもガソリンの値段が上昇しつつあります。1月末の4700リエル/リットルから5月1日現在5200リエル/リットル（1.29ドル、約106円）となっています。まだ、大きく動いていないものの、ニューヨークの国際石油価格は110ドルを突破してきており、今後の国際石油価格の動向から目が離せない状況となっています。
　国際通貨基金（IMF）は2011年の物価上昇率を5.2％と見込んでいます。



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日通が南部回廊で陸路輸送サービスを開始

　日本通運は、4月からバンコク～プノンペン～ホーチミンを結ぶ南部回廊で、直通の陸路輸送サービスを開始ました。「サザンメコン・ランドブリッジ・エキスプレス」と名付けられたこのサービスは、バンコク～プノンペン～ホーチミンを結ぶ南部回廊850キロを2泊3日で結ぶとしています。保税輸送が可能なトランジットライセンスの取得、ＧＰＳ搭載トラックにより輸送状況トレースが可能、振動テストによる精密機器輸送への対応等、日本企業らしい万全の態勢が取られています。これまでの海上輸送ですと、バンコク～プノンペンは9日、プノンペン～ホーチミンは5日かかっていたものを、両方とも2日に大幅短縮しています。
　日本企業の集積が進むバンコク～ホーチミン間の輸送にとっても重要ルートとなりますが、更に、プノンペンにとっても貴重な輸送ラインができたこととなります。今後の発展が大変期待されます。

日本通運の新聞発表
http://www.nittsu.co.jp/press/2011/20110425-1.html

（写真は、日本通運の新聞発表より）

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

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ベトナム ズン首相来訪 多数の大規模覚書に調印

　4月24日～25日に第2回カンボジア・ベトナム投資促進会議のためにカンボジアに来訪したベトナムのズン首相は、合計約9億ドルの9軒の覚書に調印しました。ベトナムは、最近カンボジアで、通信、銀行、地下資源、ゴム等で20億ドルの投資を行ってきましたが、ズン首相は、ベトナム企業に更にカンボジアでの投資を促進することを求めています。
　今回調印された事業は、ローワーセサン水力発電（7億ドル）、鉄鉱石（ラタナキリ州、3200万ドル）、キャッサバ栽培（ラタナキリ州、2000万ドル）、サトウキビ栽培（根本すぷー州、7500万ドル）、ゴム栽培等となっています。
　フンセン首相もこれらの投資を歓迎するととともに、農業、農業関連加工業等への投資を期待する旨述べています。


日経新聞
http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A9C93819685E0E7E2E2E58DE0E7E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2


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スカイバー Le Moon

　プノンペンのリバーサイド、アマンジャヤホテルの屋上にできた新しいスカイバー「Le Moon」に行ってみました。これから雨季なので、雨が降ると困りますが、日中の暑さも忘れられる川風のさわやかな場所です。角地に建つホテルの屋上なので、景色は最高で、プノンペンの夜景が眺められます。夜景を良く見えるようにするためか、壁の替わりにワイヤーが張ってあるだけなので、高いところが苦手な方は、端の席はちょっと怖いかもしれません。
　料理は試していませんが、1階のK Westは有名なレストランですので、きっと美味しいものを出してくれると思います。ちなみにアメリカ商工会議所御用達で、パーティ等に使われています。
　　食事の前の「軽く一杯」には最適な場所と感じます。お試しください。

Le Moon
No. 1, Sisowath Quai
Tel 023 21 47 47

店内はシックな雰囲気です。お客さんは西洋系の方が多いです。


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