英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

5手詰 【発展編】

2009-10-10 15:57:58 | 詰将棋


 昨日の詰将棋です。
 答は、Nonさんが解答された通り、▲2四香と捨てて、△同角と相手の駒で逃げ道を塞いでしまうのがミソです。



 こうしておいて、▲3二馬とせまり、△1三玉に▲2五桂で詰みます。



 2四に誘われた受け方の角が玉の逃げ道を塞いでいますね。
 おまけに、角の頭は丸い(前に利かない)ので、詰め方の桂を取ることもできません。まったくの「でくのぼう」状態です。
 ちなみに、初手▲2四香に1一に逃げると▲2一金(2一香成)で詰みます。
 また、▲2四香に△1三玉と逃げても、▲2三馬で詰みです。
(うっかり、▲2三香成とすると1四に逃げられてしまいます)


 さて、初手の▲2四香は逃げ道封鎖のタダ捨ての妙手



だったのですが、実戦派なら「香は下段から」という格言通り、
▲2九香(疑問図)と打ちたくなるところでしょう。



もし、△2四歩と合い駒すれば、パクリと▲2四同香と取れば(1歩儲け図)、



単に▲2四香と打った時よりも、1歩得していることになります。(2八香、2七香なども同様)


 ならば、初手▲2四香より▲2九香(2八香、2七香など)の方が優れているのではないでしょうか?
 ところが、初手▲2九香(2八香、2七香など)だと、詰まないのです。

 その理由を考えてみてください。
コメント (3)
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