英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

甲子園 2012夏

2012-08-22 18:18:37 | スポーツ
 五輪と重なる年の甲子園やインターハイは、五輪に霞んでしまいちょっと気の毒だ。ただ、ロンドン五輪は7月27日からと、前2回の北京(8月8日~)アテネ(8月13日~)より早く始まったので、甲子園の序盤のみの重なりで済んでいる(インターハイの序盤は気の毒な状態だった)。

 それはともかく、強豪校の日大三=前年優勝、智弁和歌山が初戦で敗れるなど、抽選の悪戯か、鬼ブロックと呼んでも良いような潰し合いが組まれていた。
 日大三×聖光学院(1回戦)の勝者と浦和学院がぶつかったり、智弁和歌山×神村学園(2回戦)の勝者が光星学院とぶつかったり、1回戦で三振奪取の新記録を作った松井投手を擁する桐光学園は2回戦では常総学院、3回戦では浦添商と息の抜けない相手、さらに準々決勝では光星学院が相手とは気の毒。
 と言っても、最近は地域差がないので、どのブロックも勝ち抜くのは大変かもしれない。

 そんな中、決勝は春優勝の大阪桐蔭と春準優勝の光星学院の組み合わせとなった。光星学院は昨夏も準優勝なので、3季連続の決勝進出で3度目の正直なるか注目。
 春(選抜)の決勝進出チームなので、今夏も優勝候補の本命(対抗)であり、両校とも抜群のチーム力を発揮しての決勝進出。
 両チームとも強力打線(ホームラン7本)だが、大阪桐蔭の剛腕・藤波光星学院の1番、3番、4番打者の対決が注目だが藤波を打つのは難しそう。大阪桐蔭の勝ちと見る。

 さて、「最近は地域差がない」と記したが、それは地元の選手ではなく他県からの越境入学者がチームの主力となっているチームが増えてきていることが大きな要因である。
 以前からもこういうチームは見られたが、ここ10年は少し様相が変わってきている。というのは、以前は都会の強豪・名門チームに地方から集まってくるパターンが多かったが、最近は都会(大阪が特に多い気がする)から地方の有力校に散らばるというパターンが増えてきている。

 今年の状況を調べてみると

地元のみ(18校)
旭川工、秋田商、作新学院、高崎商、常葉橘、県岐阜商、松阪、富山工、滝川二、広島工、倉敷商、鳴門、佐賀北、佐世保実、済々黌、杵築、宮崎工、浦添商

地元主体(16校)(括弧内の数値は、左がレギュラー中の越境者、右がベンチ登録者の越境者数)
札幌第一(1、2)酒田南(1、2)常総学院(4、8)木更津総合(2、5)成立学園(2、5)桐光学園(2、2)新潟明訓(1、1)佐久長聖(2、3)愛工大名電(3、6)遊学館(2、4)北大津(2、3)大阪桐蔭(3、8)宇部鴻城(2、6)今治西(2、2)飯塚(0、3)神村学園(3、6)

越境者中心(13校)
光星学院(8、14)盛岡大付(6、9)仙台育英(6、8)聖光学院(6、10)浦和学院(5、9)日大三(4、11)東海大甲府(6、13)福工大福井(8、12)龍谷大平安(5、11)天理(7、12)知弁和歌山(3、5)鳥取城北(8、13)明徳義塾(7、15)

越境者のみ(2校)
立正大淞南、香川西、

 地元のみで構成されるチームは、ほぼ3分の1となっているが、九州のチームが多く、越境者中心は東北地方が多い(あくまで傾向です)。こういう選手やチームを全面否定はしないが、少々複雑な気持ちになる。
コメント (10)
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