英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

V・プレミアリーグ 福井大会

2012-11-19 20:23:05 | スポーツ
 V・プレミアリーグが開幕しました。
 福井県営体育館で17日(土)に久光製薬×トヨタ車体、JT×NEC、18日(日)に久光製薬×JT、トヨタ車体×NEC戦が行われました。私は日曜日に友人のA氏と観戦に行きました。

 土曜日の結果は、
久光製薬3-0トヨタ車体 (25-21、25-19、25-15)
NEC 3-0JT    (25-18、25-15、25-22)
 と、やや一方的になったようですが、日曜日は熱戦となりました。
久光製薬3-2JT    (25-18、22-25、22-25、25-21、15-6)
NEC 3-0トヨタ車体 (25-19、30-32、25-18、22-25、15-13)
 他の結果や詳細は、オフィシャルサイト試合結果で。

【試合やチームの感想】
久光製薬3-2JT
 JTは菅山かおるがエースだったころからファンだったので、紹介記事が長くなるが、3度目のリーグ昇格後に大型チームに変革し、セッター竹下佳江、エース熊前知加子、センター宝来真紀子、リベロ菅山かおるらを擁して初めて決勝ラウンドに進出し、4位。その後もキム・ヨンギョンや大友愛を補強するなど、V/プレミアリーグを牽引するチームとなっていたが、昨年は5位と精彩を欠いた。(あまりの大型補強だったので、私の興味は薄れていった)
 さらに、今シーズンは竹下が退団、大友はひざの故障を抱えている様子(ベンチに入らず記録を取っていた)。今後、どういうチームを目指していくのか注目したい。
 久光は2000年シーズンから優勝2回、準優勝3回、ベスト4を逃したのは2004/05四シーズンの6位の一度だけという、東レと並ぶリーグの横綱と言っていいチーム。(東レはここ5シーズンで優勝4回、準優勝1回)個人的には大村加奈子が好きだった。

 JTは土曜日にNECにストレート負けを喫しているので、久光の楽勝も考えられたが、接戦となった。
 第2、第3セットを連取された久光だが、第4セットには、ブラコチェヴィッチにストレートを抜かれていたブロックを修正したり、石田を投入し、立て直した。
 石田が入るとチームが安定する。レシーブもよく、決定率はやや低いが、効果的なスパイクを放つ。サーブも無回転でよく変化した。
 石田の他にも、岩坂、新鍋、狩野、座安と全日本級のメンバーも多く、層が厚い。新鍋は少しだけ出たが、セッターにコンバートした狩野は出場しなかった。コンバートして間もないので、なかなか苦労すると思うが、期待したい。
 層が厚いので、現段階では試行錯誤という段階のように感じた。

NEC3-2トヨタ車体
 トヨタ車体のエースのカナニの不調で第1セットは25-19。スコア以上に大差でNECが取った印象があった。
 第2セット、加奈にに代わって出た藤原が活きのいいスパイクを決めると、チームが活性化し、大激戦の末32-30でトヨタが奪った。
 夜に用事があったので、第4セット途中で会場を去ったが、フルセットで、しかも、ファイナルセットも15-13と大熱戦になった。

 NECはイエリズの威力抜群のスパイクが光った。杉山は私が帰った後、出場したようだ。記録を見ると、7本中4本スパイクを決め、ブロックも1本決めていた。ウオーミングアップを観ていても、故障しているようには見えなかったが、若手の経験を積ませたかったのかもしれない。
 トヨタはサーブレシーブはよかった。しかし、矢野を除いて身体の線が細くパワー不足を感じた。
 竹田の気迫あふれるプレーも目を引いたが、何と言っても光ったのは、藤原のジャンプ力
 ダンと踏み切った後、ビュワァ~ンと引力を感じさせないジャンプだ。走り幅跳びに転向してもらいたいくらいだ。会場も、彼女が飛ぶ(「打つ」ではない)と歓声が上がった。
 今のところ、トスとタイミングがずれて微妙にジャストミートできなかったり、まともにブロックにぶつけたりすることがあったり、まだパワー不足なのか、コースに入られると上げられてしまうことが多かった。

応援団
 4チームとも応援団が随行していた。過去にも2回Vリーグを観戦したことがあるが、すべて応援団がいたように記憶している。チームの地元で試合が行われることが多いようだが、地方にも転戦することも多い。時間や旅費は大丈夫なのだろうか?
 応援風景は、JTが一番面白かった。タイムアウト時には選手名の入った大きな旗を振り回すなど、いろいろ工夫がされていた。その旗も、何本もあって、4本ずつのローテションデでその都度、交換していた。
 特におもしろかったのは、応援団員の拍子によって、風船?(ビーチボール素材で棒状の応援グッズ)を左右に振るのだが、そのメロディが楽しく、また、団員も一生懸命、身体を振る。見ているだけでも面白い。応援席に入って一緒に応援したくなるくらいだった。
 特に、応援団長はものすごく振りが大きく、バランスを崩して、2階席から落ちてしまうのではないかと心配になるくらいであった。
 あと、久光の応援団長の声の大きさとその通りの良さは抜群だった。

友人A
 友人Aとは中学以来、ずっと仲良くさせてもらっている。
 頭も私より良く、向学心も旺盛なので、何でもよく知っている。性格も穏やかで、優しく、人に頼まれても嫌な顔をせずに引き受けている。彼の怒った顔は見たことがない。(誇張ではありません)私も相当彼に迷惑をかけているのではないだろうか。
 と言っても、彼にも弱点はある。一言でいえば、優柔不断。いろいろ知っていて、頭も回転し、その結果や人の気持ちなどを考えてしまい、なかなか瞬時に判断できない。
 もちろん、彼の良さでもあるが、弱点にもなっている。彼の将棋の腕が初段~二段なのは、このせいであろう。
 その他の特徴としては、面喰い。
 今回、私は迂闊なことにデジタルカメラを忘れてしまった。彼が持ってきていたので、「それなら、私が撮るよ」と言ってくれた。
 しかし……

 JTの石川選手と久光製薬の狩野選手。………可愛い選手しか撮らない。しかも、顔中心(試合も撮れよ)。
 バッテリー残量が少なかったのと、フラッシュのオフを一回一回確認してから撮るので、なかなか、シャッターチャンスがつかめない。被写体が動くのと、焦りで、手ぶれも多かったようだ。(JTの応援席を一枚撮ってもらえば良かった)
 彼の一番のお気に入りは、トヨタ車体のセッターの藤田選手。ちなみに私はJTの西山選手。

 試合の合間に、彼といろいろな議論(ほとんど私が疑問を投げかけるか、社会のいろいろな問題点にケチをつけ、彼が解説するパターン)もでき、バレーボールを堪能し、藤原選手のスパイクも観れ、楽しい一日であった。
 友人Aよ、これからもよろしく頼むよ。
コメント (10)
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